創業相談で感じること〜創業計画にはストーリーがある

GW明けですが、創業の相談を立て続けに受けました。沢山の相談を受けると善し悪しが見えてくるのですが、優れた計画にはストーリーがあるように感じました。

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創業に必要な計画

創業に必要な計画は、「何をするのか」を明確にし、他との差別化や必要な資金を明確にします。

よく言われるのは、ターゲット、商品、差別化であり、「誰に、何を、どうやって」という切り口で書いていきます。最初の段階では、ありきたりの商品をなんとなく提供していくという計画なのですが、外部の視点から突っ込んでいくことでブラッシュアップされてきます。

 

創業計画にはストーリーが必要

ストーリーに必要なものは「つながり」です。どうして、あなたがその事業を行って成功していくのか、外部の人間が聞いて分かるかどうかということです。

例えば、中古車ビジネスをやるのであれば、どうして中古車なのか、中古車は扱うことで何をしたいのかということです。単に中古車の売買をして儲かるというだけでなく、中古車を通じて何をしたいのかが考えられた計画だと「頑張れ!」と声を掛けてあげたくなります。逆に、単に儲かるからという理由では、計画を読んでいても心が動きません。

説得材料は経験、人脈、準備状況など

計画を読んでいて、なるほど!と納得できるものとして、創業者の経験と立ち上げる事業の関係、周りで助けてくれる方の存在、どれだけ準備をしてきたかという所などが挙げられます。

やはり、立ち上げる事業に関連する経験があった方が良いですし、周りで助けてくれる人がいた方が良いです。事業は一人でするものではありませんし、リスクもあります。リスクを考慮しても、それでも頑張れと言ってくれる人がいるというのは、その人が事業を行うに当たって適していると思われるからです。

また、思いつきで始めるのではなく、どれだけ準備をしてきたかも重要です。よく言われるのは業界経験や自己資金です。経験のある業界での起業であれば周りも納得できますし、事業を始めるために貯金をしていたということであれば、覚悟の強さを感じます。貯金は直ぐにできるものでなく、計画的にしていかないとできませんので、貯金額の多さは覚悟を感じます。ただ、勤め先によって貯金額には差が出ますので、計画的に貯金をしてきたかどうかの方が重要な気がします。

 自分の場合

こうやって書くと偉そうですが、自分は資格を取ったことが独立のきっかけになりました。資格を取るのに3年弱かかっていますので、その間は独立することを夢見て目一杯取り組んでいました。自分の場合は薄給で貯金はそれほど出来ませんでしたが、生活を切り詰めて独立に備えていたので、周りからは応援してもらうことができました。

今は立場が変わりましたが、創業する方をサポートしていきたいと思います。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

独立には大きなリスクがありますし、収入も安定しません。独立しないとダメなんだという強い想いが無いのであれば、独立はお薦めできません。しかし、強い独立への希望を持っている方はサポートさせていただきます。