経理の重要性〜経理は経営管理なり

ゴールデンウィークでまとまった時間がありましたので、経理を徹底的にやりました。それによって、中長期的にやるべきことが分かりました。

経理は経営管理を意味しますので、定期的にやらなくてはならないことだと思います。

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↑会社にしてから使っている会計ソフト(税理士さんお勧めソフト)

 経理の位置づけ

自分の場合、個人事業の時は「確定申告」の前準備という意味合いが大きかったです。ただ、売上の増減については常に手帳で管理していました。会社にしてからは税理士さんにもお願いしていますので、正確に月次処理を行っています。
フリーランスの場合、仕入れがありませんので、売上と費用をたまに管理すれば良いのですが、会社にしてキチンと管理するようになって、メリットを感じています。

 

個人事業の時に行っていた経理

自分は元々個人事業で仕事をしていましたので、普段は費用計上だけやっていました。売上に関しては後からお金の出し入れを見ながら確定申告の前に行うスタイルです。

そうはいっても、売上については、自分の稼働ベースで手帳に常に付けていました。

例:

取材×5件   =○○○千円

専門家派遣×3件=○○○千円

執筆      = ○○千円

顧問先コンサル =○○○千円 合計:○○○千円

 

会社にしてから行っている経理

会社にしてからは、自分の稼働ベースは相変わらず手帳に付けていますが、発生主義での経理もきちんと付けるようになりました。したがって、調査に何件行ったというだけでは売上にせず、全て仕上げて請求してから「売掛金」という形で売上計上しています。

また、専門家派遣などは、いつ入金になるかが分からないので、実際に入金された時点で売上にしていましたが、月の締めで「売掛金」に上げてしまいます。また、自分が立て替えた費用については「短期借入」で計上していって、月末時点で締めて「短期借入」が無い状態にしています。

 

経理のメリット①会社の数字を正確に把握する

経理をきちんと行うことは、会社の数字を正しく把握することに他なりません。個人事業の時は、自分の「稼働ベース」での売上しか把握していなかったので、入金のタイミングがずれたり、備品や交通費などがかさんだりということを正確に把握できていませんでした。そのため、自分の財布と事業の財布(入出金)が一緒になってしまい、儲かっているのかそうでないのかが分かりませんでした。

会社として経理をキチンとやることで、自分の財布から交際費や交通費が出ていくことはありますが、月末に精算しているので混同している感はありません。

 

経理のメリット②将来予測ができる

毎月の経理をきちんとしていると、将来の予測ができるようになります。毎月出て行く費用が分かりますし、売上についても確定しているもの、見込み案件を分けて予測することができます。

見込み案件は難しいのですが、自分の場合は売上×確率で予測に入れます。

例:金額20万円で確率40%の場合

7月 売上20万円 確率40%→8万円を予測に計上(20万×40%)

こうやって書いてあると、受注しなくてはという気持ちになります。

また、見込み案件を増やしていかないとなりません。

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↑見込み管理(固定以外の案件は確率を入れています)

 

自分の場合、7月まではあれこれ案件が入っているのですが、8月以降は固定の案件しかありません。そのため、これから営業していかないとならないなと考えています。そういうことが分かるのも経理を付けているメリットです。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

GWは大きな買い物あり、観光地へのお出かけあり、読書三昧の日もありで充実した期間でした。しばらく忙しくなりますので良い骨休めが出来ました。