創業にあたって計画を作る

最近、経営計画を書く仕事が増えています。だいたいは補助金をもらうための計画なのですが、創業する際にも資金調達のために経営計画を作る必要があります。

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経営計画を書くということ

経営計画を書くということは、企業をどのように成長させようとするのか、予定を立てることです。たとえば、ドライブするにしても、行き当たりばったりで車を走らせる方もいますし、前の日に予習しておく方もいます。最近はカーナビが案内してくれるのですが、やはり、事前に地図を見て学習しておいた方が当日はスムーズにいくでしょう。渋滞している地点が表示されても、それがどこだか分かるのと分からないのでは咄嗟の時の判断が違ってきます。

経営についても同じことがいえます。成り行き経営では、ベストの結果は出ないと思います。

 

創業に必要な計画

創業時は、事業計画と資金計画がマストになります。

事業計画は、なぜ事業を始めるのかという自分の想いを整理し、自分の強みを上げていきます。そして、どういうビジネスチャンスがあって、ご自身がどうしてそのチャンスをつかみ取ることができるのかという点を考察します。
次に、だれがその商品を買ってくれるのか、商品はどうやって売れる状態にするのかという「儲かる仕組み」=ビジネスモデルを組み立てていきます。「絵に描いた餅」ではありませんが、具体的に誰がその商品を買ってくれるのかを思い描かないとなりません。

資金計画は、今手元にどれだけお金があって、開業するのにどれだけお金が必要かを見積もります。更に、今後の入金予定と支払予定を計算していきます。売り上げがあっても、入金のタイミングはずれることが多いので、注意が必要です。カード会社からの入金、その他、公的機関などからの入金などがあれば、お金が入ってくるのは遅れます。企業はたとえ黒字でも資金繰りが付かなくなったら終わりですので、余裕を持って資金を確保しておく必要があります。

創業の時には「創業支援」という名目でお金を借りやすいのですが、その後は、創業資金の返済実績を作らないとお金を貸してくれる金融機関は無いと思っておいた方が良いです。

 

フランチャイズで起業する際にも、最初の資金調達が必須になると思います。そのためには経営計画を作ることが必要になります。商工会などでも指導はしてくれますが、創業支援を得意としている中小企業診断士に相談してみると良いと思います。私は複数のフランチャイズ本部で仕事をしてきていますし、多くのオーナーを見てきています。初回の相談は無料ですので、お聞きになりたいことがありましたらお気軽にどうぞ。