補助金申請も経営者サポートも「ストーリー」が重要〜分かりやすい戦略

一昔前、「ストーリーとしての経営戦略」という本がありました。実際に経営者がどの位意識しているかは定かではないですが、戦略にはストーリーが必要です。

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戦略とストーリー

戦略の定義は、いろいろありますが、自分は「目的を達成する為にするべきこと、優先順位を明確にすること」だと考えています。例えば、自動車を100万台製造しているメーカーが1000万台にするという目標を立てたら、「そんなに作れるのか」「そんなに売れるのか」という問題が出てきます。それを解決していくための道筋が戦略です。

 

補助金申請とストーリー

補助金申請は設備投資や販売促進など、お金のかかることに対して補助が出るものです。これまでも会社を経営して来て、補助金を獲得することで何かが決定的に改善されるのです。申請書には、現状がどういう状態であり、補助金を得ることで何が改善されるのかを書いていきます。そこには、人に説明して「なるほど」と思わせるストーリーがあります。

逆に、説明を受けても分からないことは、補助金申請のために明文化しても分からないものであり、補助金も出ないでしょう。

 

経営者サポート

経営者は様々な課題を抱えています。それが根本から治ることはないとしても、この部分は直していきたいなという要望はあります。

自分が出来そうな部分を切り分けて、経営者をサポートして直していくのが自分たち経営者支援者の仕事です。自分は中小企業診断士という資格を持っていますが、資格は無くても構わなくて、「この分野ならサポートできる」というものがあれば良いのです。

友人では、「日本企業の海外進出」「ネットビジネス(通販サイト)の立上げ方」「介護ビジネスでの人材育成」など、様々なテーマで支援している専門家のみなさんがいます。もちろん、海外進出の夢の裏で、人材育成や生産性の向上など他の課題を抱えているかもしれませんが、海外市場にアプローチすることを優先する戦略を経営者が立てたのですから、それをサポートすることが求められます。

この時にもストーリーが重要です。自分はこれこれの専門家で、今まで・・・という実績があるので、御社の成長戦略として・・・の部分にお役に立てるという道筋、ストーリーを明確に示すことが重要です。

 

逆に、特定のテーマを解決するべき専門家が、自分がどのように相手の会社の課題を解決するのか示さないのはダメでしょう。たまに、定期的な顧問契約に固執して、自分が解決するべきことをスケジュール化しようとしない方もいますが、コンサルタントは本来有期的なサービスだと思います。
いつ、何をしていくのかスケジュールを示すことのできない専門家については疑ってかかっても良いかもしれません。

自分のポリシーは、3カ月~半年程度で何をしていくのかを示して一歩ずつ改善していくことです。経営者レベルのサポートができる人間を期間限定で使うという感覚でいていただければ、決して高い費用ではないと思います。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

明日も休日。お休みが多いのは嬉しいのですが、自分の場合は仕事量で収入が決まりますので、周りが休みというだけでそれほど関係がありません。その代り、好きな時にオフにしていますが。