独立希望者から相談を受けました。独立してやっていけるか不安なんですと。自分も不安でしたし、今でも不安です。
中小企業診断士取得=独立、ではない
独立時の不安は、独立して「食っていけるのか」という不安だと思います。結論から言うと、そう思っているのであれば、独立するのは止めておいた方が良いです。
自分の場合は中小企業診断士ですので、相談してくる方も中小企業診断士です。この資格を取ったら独立しなくてはならないわけではなく、資格はステップでしかありません。
資格を取ったけれども、仕事取れるか不安ということであれば、まだまだ準備不足ですので、何か仕事をしながら準備する方が良いです。
準備すること
当たり前のことですが、中小企業診断士として何をサポートしていくのか、「商品」を作るのが第一段階です。そして、商品を買ってくれそうなターゲットが思い浮かぶかどうかが重要になります。
少なくとも、「経営診断ができます」というだけでは誰も寄ってきません。何のために経営診断をするのかの必要性を示さなくてはなりません。
通常は、創業時の事業計画=資金調達が必要、経営革新計画=計画そのものを可視化して漏れがないよう整理して、新事業の成功確率を高める、等、提供するサービスには必要性があります。
事業コンセプトを整理することが有効
店舗を作る時も、事業を立ち上げる(独立する)時も有効なのは、3つの軸を定めることです。
・商品(+価格)
・ターゲット
・差別化要素
中小企業診断士として独立するんですが、仕事大丈夫でしょうか?という状態では、商品があいまいで、ターゲットのことは考えていないし、差別化要素もない状態です。そのような状況で独立しても苦労するばかりです。
そうはいっても、人のことを指摘するのは簡単ですが、自分のことになるとホントに考えるのが大変です。第三者からの助言が有効な場合もありますので、ご興味がありましたらご相談ください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
先週まで2週間、ほぼ泊まり込みで研修インストラクターをしていました。気負いからか疲れがたまっていたようで、週末は寝て起きてを繰り返していました。