独立して仕事をしていると、ご縁でいただく仕事が沢山あります。その中には、将来の糧になる仕事もありまして、本当に有り難い限りです。
独立開業後の仕事
自分は中小企業診断士として独立した際、確固とした仕事の見込みはありませんでした。ただ、気にかけてくれる先輩先生方がいらしたのでどうにかなるかなと。結果としてはどうにかなっているのですが、これまで築いてきたことと、新たに経験させていただいたことの積み重ねで何とかやってこれました。
やってきた仕事としては、公的機関でのマネージャー的仕事、フランチャイズ関連の顧問、レポートの執筆などです。特に、民間企業の顧問ではコンサルだけでなく、いろいろなオーダーを受けて何とかやってこれました。企業でのお仕事の一部をアウトソースいただく感覚です。
これまで築いてきたこと
自分の場合は、独立前にフランチャイズ本部にいたこともあり、フランチャイズ関連のお仕事を定期的にいただいています。フランチャイズ本部作りについては、会社員時代に経験した業務や苦労したことが役立っている部分と、プロとして活動して積み重ねてきたことの両面があります。ただ、主には会社員時代の経験がベースになっています。お客様からもそれが求められています。
その他にはパワーポイントを使っての資料作成スキルも大きいです。営業に使う資料をいつも作っていたこともあり、独立してから大いに役立っています。会社員時代には「君はパワポは作れるんだけどね・・・」と嫌味を言われながら、いいようにこき使われててきたという実感があったのですが、独立してから生きてきました。概して、そういう事を言う方は自分では営業資料を作れないけど、ラッキーで肩書が付いた方でした。
新たに築いてきたこと
独立してから大きく向上したのは文章能力です。様々なデータを収集して、レポートを書いてお金になるというのは独立してから感じました。また、マニュアルの作成についても意外でした。フランチャイズ本部で様々な営業マンの話を聞いて、営業のコツをマニュアル化したことはあるのですが、プロとして活動することでまとまったお金になります。
もっとも、現場の方からいろいろなコツを聞き出し、それを一般化して再現可能な形で書いていますので、価値はあると思いますが。
専門家として独立することの可否
中小企業診断士になりたての方から「将来は独立したいと思う」と相談を受けます。自分の答えは「慌てて独立することはないですよ」なのですが、独立したいのであればエイヤで踏み出すこともありです。よほど準備しなければ思い通りにはなりませんので、苦労しながら周りのご縁に感謝しながら独立していくのも有りでしょう。ただ、いつまでも周りのご縁にすがってばかりではなく、自分で仕事を確保する努力も必要ですが。
最近は中小企業診断士として独立される方は早い段階からお仕事を確保できるケースが多いのですが、自分が独立したころはそれほど認知も高くなく、人並み以上に苦労しました。専門家として独立される方の大変さも理解していますので、独立開業を検討されているのでしたらご相談にお越しください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
今晩は大変お世話になった先輩と夕食、といっても気取らずにサイゼリヤでしたが。肩ひじ張らずにお付き合いいただける先輩に感謝です。