フィットネスクラブ+コンビニ、得意分野プラスワンで差別化を目指す

コンビニ業界2位のファミリーマートがコンビニにフィットネスクラブを併設していくようです。面白い取り組みだと思います。

コンビニを取り巻く事業環境

コンビニエンスストアは大手3社で全国総店舗の約9割を占めると言われています。そして、最大手のセブンイレブンは既存店の増収が10月に62か月で止まったとは言え、それまではずっと売り上げの上昇が続いていました。

他の2社も努力はされていると思いますが、セブンイレブンとは違った切り口で集客を増やしたいところです。

(個人的には、ファミリーマートのライザップ監修メニューのファンです)

 

フィットネスクラブを併設する

フィットネスクラブは「健康づくり」というキーワードと相まって、市場規模の拡大が続いています。その中でも最近増えているのが「24Hフィットネス」で、いつでも空いているのが売りです。

コンビニエンスストアも24時間サービスで、フィットネスクラブは無人が基本ですが、コンビニの店員が施設の掃除に入ることが可能です。また、フィットネスクラブ帰りに食べ物や飲み物を買うことは十分に考えられ、相乗効果が期待できます。

 

事業の肝は、得意分野プラスワン

事業の立ち上げや新事業の進出時に、他事業者との違いを意識することがあります。その時に大事なのは、あまり斬新すぎてもいけないということです。斬新さよりも、既存事業者とのちょっとした違いが重要になってきます。

コンビニ+フィットネスクラブ併設の場合、事業に関わる人員を共通化できますし、事業そのものも双方に関連があります。フィットネスに寄った帰りに飲食物を買ったり、ATMでお金をおろしたりできますので、利用者にとってもメリットが大きいです。自分自身もフィットネス帰りにコンビニに寄ることが多いです。

 

ナンバーワンよりオンリーワン、という歌がずっと前にありましたが、事業の場合はオンリーワンよりもワンストップとか付加価値で勝負というのが実際の所だと思います。

事業計画、年明けから始まりそうな補助金の申請、ご興味がありましたらお問い合わせください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

あとがき
今日は忘年会で新橋へ。二次会までお付き合いしたのですが、大勢の人でにぎわってました。景気回復を感じました。