事業計画(補助金計画)の作成技術~自分の強みは「ヒアリング力」

会社員の時も独立開業した後も、人からいろいろと聞き出す仕事をしてきました。事業計画の作成にはヒアリングが付き物ですが、自分の場合は「相手に気づきを与える」ヒアリングを心がけています。

事業計画(補助金計画)の作成サポート

企業が成長していくための事業計画、補助金獲得のための計画づくり、どちらも本来は経営者が自分でやることが期待されているとは思いますが、案外、自分のことを他者に分かりやすく伝えていくのは難しいものです。

そのため、コンサルタントという商売があります。特に、補助金の時期になると多くのコンサルタントがサポートを提供しています。

計画づくりにはヒアリングが不可欠

この場合のヒアリングは、計画を「作文」するためのものです。事業計画は「右肩上がり」になること、補助金申請は「革新的な取り組み」が求められていますが、第三者が読んで「なるほど」と思ってくれる内容に仕上げていくには文章力だけでなく全体の構想力も必要です。

ただ、業界のことや会社の事情に精通しているわけではない外部のコンサルタントが計画を作るにはヒアリングを行い、会社の事情や今後の取り組みを聞かせてもらう必要があります。それがヒアリングの意義です。

 

ヒアリングをして作文する

ただ、一から十まで相手から教えてもらおうとは思っていません。大体のことを聞いてストーリーを作って作文をしていきます。作文はありもしないことは書きませんが、経営者が気づいていなかったことについては書いていきます。むしろ、それがコンサルタントの価値になります。

そういうことを計画として明記するためには、ヒアリングをしながら「今後の成長」や「革新的な取り組み」につながる材料を探しているのです。だから、全てを教えてもらうというよりは、経営者の考えを聴きながら整理して、どういうことを目指しているのかについてその場で共有しているのです。

 

補助金申請はお任せください

自分の場合は、ヒアリングをしながら仮説を組み立て、経営者と協議して方向性を探っていくというやり方はマニュアル作りでも、業界レポートでもコンサルティングでも行っています。単に補助金獲得ということだけではなく、経営者が気づかなかったことが出てくるのがヒアリングの面白さです。

 

自分の場合は、取材に行っても相手から大変感謝されることが多いです。経営者の頭の中で優先順位がハッキリしていなかったことが、ヒアリングを通して整理できたり、今後の方向性が見えてくるようです。

年明けには「ものづくり補助金」が始まると思います。その際にはお問い合わせください。

 

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

 

あとがき

創業の相談でも、経営の方向性を見失っている経営者でも、ヒアリングを通じて「相談できて良かった」と言われることが多いです。そう言われると「サラリーマンを辞めて良かった」と感じます。