ひとりでも会社を作ると信用が増す〜会社設立のメリットとデメリット

コンサルタント業や何らかの専門的なサービスは、個人事業でも十分に提供可能です。そして、会社設立のタイミングは消費税を払うようになったら考えると良いと言われます。果たしてそうなのか考えてみました。

会社設立がもたらすもの

個人事業だと、その人が真面目に仕事をしていても、「ホントに大丈夫かな?」という目で見られます。逆に、会社にしてしまうと、いつもきちんと動いている、責任持って仕事をしてくれるというイメージになります。

また、報酬についても同様で、プロジェクト全体で数百万円の見積もりを出すと、怒り出す相手もいました。実際には、外注先を含めてチームを作って1年間がっつりサポートしていくので、金額は妥当なものでしたが。会社にしてからは、報酬が高すぎるという人はいなくなりました。

 

会社設立のメリット

10年、20年と仕事をしていくのであれば、メリットは大きいです。

・信用が増すので大きな仕事が取れる

・外部の方とチームを作りやすい(従業員も採用しやすい)

・お金の面で、自分の財布と会社の口座を完全に分けられる

他にもメリットはあると思いますが、自分が実感しているのはこの3つです。特に、コンサルタント商売は売上の波が大きいので、お金を分けることが出来るのは大きいです。研修に出たり、必要な備品を買ったりということがしやすくなりました。会社の金と割り切っているのと、ある程度のお金を資本金という形で最初にプールしているので、手元のお金に余裕が無くても、全く関係ありません。

→先日、妻と九州に4泊の旅行に行って30万円近く使ったのでプライベートのお金が一時的に出て行ったのですが、会社の事業には全く関係ありません。

 

会社設立のデメリット

デメリットは自分の欲得感情に照らし合わせれば出てきます。

・会社の維持費用がかかる

・税務署、年金事務所など手続きが煩わしい

・売上がそのまま自分に入ってこない

会社にすると、感覚的には、売上1000万円で会社員の年収500万円、個人事業の750万円と同じ位の感覚です。余分なお金が出ていきますし、儲かった分はしっかりと法人税で取られてしまいます。

ただ、会社にして売上規模は拡大しました。法人という信用で新規の仕事をいただいている分もありますので、よくばっても仕方ないかと。個人的には、毎月定額の給料を会社から

もらえるようになりましたので、住宅ローンの繰り上げ返済が計画的に出来るようになりました。

 

何事もやってみなければ分からないものなので、会社を作ったことで、創業者に対する助言の幅が広がったと感じています。消費税を払うかどうかに関わらず、会社を設立して良かったです。

個人事業、会社設立で迷っている方に対してもお役に立てるアドバイスができると思いますので、ご興味ありましたらお問い合わせください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

 

あとがき

このところ冷え込んで来ましたので、車のタイヤをスタッドレスに替えました。以前のスタッドレスは走っていてグリップがなくて嫌だったのですが、ブリヂストンの最新タイヤだと夏タイヤと同じ走り心地です。安いブランドは沢山あったのですが、ブリヂストンにして良かった!