全力が全力を引き出す〜支援する方もされる方も本気で取り組む

先日、NHKで吹奏楽の顧問をやられている高校の先生が出演されていました。キーワードは「全力が全力を引き出す」「今、この瞬間に全力を」
思わず見入ってしまいました。

NHKプロフェッショナル、仕事の流儀

言わずともよく知られた番組です。我が家では、月曜の10時、NHKニュースから続けて視聴することが多いです。先日は再起戦に賭けたボクシングの山中慎介選手に密着していましたが、今週月曜日は吹奏楽部の顧問をやられている藤重佳久氏でした。

妻が大学まで楽器をやっていたこともあって、二人で藤重氏のストーリーを身を乗り出して見ていました。→こちら

 

 

熱血教師、生徒の意欲を引き出す

藤重氏は現在は長崎の活水高校の顧問をされています。以前は福岡の高校で毎年全国コンクールに出られていたようなのですが、今は吹奏楽の名門ではない学校に移り、そこでも全国大会に出られるレベルにまで引き上げています。

番組を見ていたのですが、とにかく熱い!熱血教師でした。63歳にして単身赴任で早朝から夜遅くまで練習に立ち会っています。そして、単に上手い下手だということでなく、一人一人のやる気を引き出してベストを引き出しているように見えました。教育者として素晴らしいなと感じました。

 

全力を引き出して貰った、診断士勉強時代の恩師

考えてみれば、自分も中小企業診断士の資格を取ったとき、本気で指導してくれる先生がいました。中小企業診断士は中小企業の経営者をサポートできる凄い資格なんだから全力でやろうよといつもおっしゃっていました。

自分の通っていたLECには理論派のK先生と自分が教わった角澤明先生がいまして、自分は教えている内容はK先生の方が相性が良かったのですが、自分を引っ張ってくれる角澤先生の教えに従って勉強しました。さすがに2次試験で一度しくじって、背水の陣になった2年目は別の先生に教えを請いましたが。

 

全力が全力を引き出す

これは、コンサルする方だけでなく、コンサルを受ける側にも言えることです。例えば、自分は公的機関でも仕事を2年間させていただきましたが、残念ながら「無料だから」という考えの方が多かったです。こっちが一生懸命教えていても、相手が本気でなかったらこちらも「相手なり」で良いと感じてしまいます。

逆に、こちらからの助言を元に、次会った時にいろいろと考えてきていれば、こちらもその先のことを助言していきます。

同じ無料相談でも、涙を流して感謝してくれる人は何人もいましたし、逆に厳しく指摘したことを逆恨みしてクレームになった方も何人かいました。こっちは出来る範囲で一生懸命アドバイスしているし、情報提供しているのですが。

 

先ほどの藤重氏の本気指導、コンサルタントをしている自分にとっても大きな気付きがありました。全力で助言、指導して差し上げることには変わりませんが、相手の本気度を確かめながら、相手に本気になっていただくことが自分の価値なのだと改めて感じました。

4月から時間も多少空きますので、自分の仕事を見つめ直したいと思いました。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、店舗ビジネスやスモールビジネスの成長をサポートすることでしたら、お役に立つことができます。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ

・資金調達のための事業計画、補助金確保、経営力向上計画、経営革新計画

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために不定期に書いています。

 

あとがき

NHK、何かと批判されていますが、番組は面白いです。朝ドラマ、大河ドラマ、ドキュメンタリー、民放とは質が違うなと感じています。