フランチャイズの本部構築〜基本は飲食もサービス業も同じ

飲食のフランチャイズ本部を作りたいという問い合わせがありました。飲食のメニュー開発はできませんが、本部構築ならお手伝いできます。

フランチャイズ本部作り、共通する支援内容

フランチャイズ本部に必要なのは、大きく以下の3つです。飲食店特有の内容は、加盟店支援の現場指導マニュアル類ですが、本部作りは業種に関係の無い共通事項が多いです。

・本部として加盟店を指導するツール(マニュアルやシステム)

・本部として加盟店と締結する契約書

・加盟店を開発する営業ツール

 

本部として加盟店を指導するツール

フランチャイズは業界未経験だったり経験が浅くても、本部が指導するという仕組みです。そのため、未経験者に業界のことを教えて、店舗のオペレーションや仕入の部分を本部がサポートする必要があります。

直営店に入ってきたスタッフに対する指導であれば、熟練者が教えていくことで指導できますが、フランチャイズ店は開業時の研修が終わったらある程度は自分でやってもらう必要があります。そのため、自分たちでも店舗運営ができるだけでなく、そのチェーンにあったやり方を理解してもらえるような指導ツールが必要になります。

マニュアルだったり、店舗で業務フローを確認できるようなものを用意する必要がありますが、店舗の業務に精通していなくても指導することは可能です。

 

本部として加盟店と締結する契約書

フランチャイズは本部と加盟店の利益が一致しないことも起こりえます。理想は双方でWin-Winであることなのですが、いつもそうなることはなく、争い事も起こってしまいます。その時に本部が拠り所にするのは「フランチャイズ契約書」です。契約書自体は法律の専門家がチェックする必要がありますが、本部にとって調整に必要な文言を入れておくのはフランチャイズに精通した実務家の仕事です。

これからフランチャイズ展開しようとする企業さんにフランチャイズで起こりうるリスクを正確に把握している従業員はいないでしょうから、そこは外部専門家の出番です。

 

加盟店を開発する営業ツール

どんなに優れたフランチャイズでも、加盟店を増やしていかないと発展していくことができません。加盟店を増やして行くには営業体制を作ることが必要で、情報発信し、どのように見込み客を作って行くか、しっかりと考えておくことが求められます。ここでは、実務に明るい社内人材と客観的に判断できる外部の人材がタッグを組んで行っていくことで、より成果を上げられるのではないかと思います。

 

フランチャイズ展開の問い合わせの際、経験している業種について細かく聞かれることもあるのですが、業界経験よりもフランチャイズ本部を見てきた経験について評価いただければと思います。本部作り、6月からでしたら担当できますので、ご興味ありましたらお問い合わせください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために平日はほぼ毎日書いています。

 

あとがき

3月で公的機関の仕事から退いたのですが、おかげさまで問い合わせが増え、3月までと同様に予定が詰まっています。売上は暫く先になりそうですが、手応えを感じています。