創業計画は初期投資と月々の収支計画を数字で示すこと

創業の相談を受けたのですが、100の言葉よりも数字で示す方が重要であることを改めて感じました。

創業計画に書く要素について

創業計画の書き方にもいろいろとあると思いますが、最低限書いた方が良いことは以下になります。

・創業の動機

・提供する商品・サービスと提供方法

・商品・サービスの差別化要素(他との違い)

・最初に必要な費用

・資金の調達先

・予想収支

 

相談に来る方の分類

多くの創業相談を受けているのですが、大きく3つに分かれます。

(1)創業する分野の業務経験が豊富だけれど、計画作りに慣れていない

(2)新しいことにチャレンジするが、いろいろと考え、計画作りに慣れている

(3)新しいことにチャレンジするが、それほど考えていないし計画作りに慣れていない

やはり手堅いのは(1)です。このタイプは計画作りに慣れていないだけで、業務経験があるので無茶なことは考えません。(2)のタイプは計画作りに慣れているといっても「独りよがり」なことが多いです。そのため、数字の部分を突っ込むとボロが出てきます。

(3)の方はフランチャイズ開業やコンサルの支援を受けて、計画を持ってくるので、計画の数字が自分のものになっていないことが多いです。その売上数値に根拠があるのかを聞くとびっくりしたような顔をされます。

 

数字を聞くと準備状況が分かる

開業時に必要な費用を聞いても、什器が200万円くらいと簡単に言ってきますが、それではダメです。何と何を、どういう必要があって購入するのかを理解し、どこで買えば一番安いのかを調べてから計画にするべきです。

売上についても根拠が必要で、小売店であれば平日、週末でいくつずつ売れるのか、どうしてその数量が売れるのかを十分に考える必要があります。飲食店だと店内の座席数が成約になりますので、ピークタイムに効率的に来客をさばく必要があり、何人の来客を受け入れることができるのかを考えます。もちろん、お昼時でもお客さんがパラパラしかいない飲食店もたくさんあります。

どんなに能書きを並べても、売上のイメージが出来ているかどうかは重要です。数字の部分を突っ込むと、相手の本気度が分かりますので、見透かされないようしっかりと準備する必要があるのです。

 

創業計画、新事業計画、得意とするところですので、ご相談ください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今日はサッカーW杯の予選をテレビ観戦。守備が雑というか、相手にかなり攻め込まれているような。長谷部や今野といった経験豊富な選手が中盤にいないのが痛いですね。