魅力的な経営計画を作るには

この週末は仕事でたくさんの経営計画を読みました。一読して素晴らしいと思えるもの、どこかからコピペしてきたのではないかと思えるもの、それぞれであり、大変勉強になりました。

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経営計画とは

会社を経営していれば、自分の会社の状況は分かっていることでしょう。経営が上手くいっていても、そうでなくても、この先何とかしなくてはならないこと(=課題)はあるはずです。課題を解決するためにどういうことをしていくのか、お金をかけるのか、人員を割くのか、外部の専門家に助けを求めるのかを決めることが経営者の仕事です。それを社内のブレーンと共に具体的なアクションプランにして、いつまでに何をするのか、そのアクションが効果的なら収支がどうなるのか、うまくいかなかったらいくら損してしまうのかを明文化するのが経営計画です。

 

計画は自分で書こう

経営計画を書く際に、どういうマーケットを狙っていくのか、そのマーケットの状況を自分たちの把握している範囲で書きます。そして、マーケット攻略に対する自分たちの強みを書くことで、どうして計画が上手くいくのかを説明することができます。

一読して分かりやすい計画書は、こういったことが経営者の言葉で書かれているものです。どこかのレポートからとってきた市場データや、美しいことばで書かれている強みからは本当にその計画が実効性があるのかどうか、実感がわいてこないのです。

 

今回、100件の計画を読んで感じたことは、理路整然と書かれている計画も良いのですが、経営者がどういうことで悩んでいて、それを解消するために何をするのかが明確に書いてある計画が分かりやすいということでした。量が多い計画はA4で15ページ、少ない計画は4ページほどでした。もちろん、量が多いということは様々な視点から書いてあるので説得力があるのですが、現場の感覚で端的に書いてあって量が少ない計画にも優れたものが沢山ありました。

 

起業する際には事業計画書が必要になりますし、経営を始めてから中長期計画を作っても経営の道しるべができますので、非常に有効です。また、経営計画を作る時点で、目の前のことばかりでなく、中長期的な視点で経営を振り返ることができますので有効です。

もし、必要であればお手伝いさせていただければと思います。

 

あとがき

土日に根詰めて仕事をしていたので、今日は午後からオフにしました。
初夏の神宮球場は大変楽しかったです。