経営者と二人で打ち合わせをしていても、アイディアが行き詰まることは良くあります。そんな時に実務に詳しい方が入って来ると状況を打破することにつながる可能性があります。
経営者とのアイディア出し
自分が経営者と向かい合う時は、一方的に何かを助言するということはありません。現状のヒアリングをしながら情報を整理しつつ、これまでの経験を踏まえて今後の道筋をお示ししていきます。
こちらで「たたき台」を作って用意はしますが、先方の状況を完全に把握しているわけではなく、先方の状況を踏まえながら修正、より良い方向にまとめていきます。
知恵は現場にある
自分は外部の人間で、完全に正しい情報が揃っているわけではありません。経営者からのヒアリングで現場の状況を把握していくものの、ヒアリングで得た情報が完全に正しいということもないので、現場の従業員にも確認する必要があります。
今サポートしている企業様でも同様のことは起こっています。そんな時は、素直に現場の方にも意見を聞く方が良いアイディアが出て来ます。
顕著な例はマニュアル作成で、経営者よりも現場の責任者の方が問題意識を持っていますし、積極的に情報提供してくれます。現場の意見を聞いて、第三者的に情報を取捨選択することで知恵を集めていくことで良いものになっていきます。
中小企業診断士の役割
会社の業務に関わる専門家としては、税理士さんや社会保険労務士などを想起されると思います。そういった先生方は法律に従って業務を適正に行うよう指導します。その場合は現場に聞くというよりも、最適解をお伝えすれば大丈夫です。
一方、中小企業の経営に最適解はなく、複数の選択肢を示して、経営の方向性を意見交換しながら決めていくことになります。従って、経営者の意志、現場の従業員の意見、他社事例などを含めた客観的な意見を持ち寄って最適解を見いだしていくのが納得性の高い方向になります。
中小企業診断士という役割はみなさんの知恵を引き出し、黒子に徹することが求められているのかなと最近は思っています。ご指導とはいっても、一方的に押さえつけるようなことはせず、ディスカッションしながら正しい方向を探っていくのが自分のやり方になります。
創業、新事業展開、成長戦略の策定、何か興味がありましたら、お問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
三連休、出かける予定でしたが、あいにくの台風。お出かけの中止か縮小という方向になりそうで残念です。