日経フランチャイズ・ショーのセミナーに登壇します

昨年に続いて、今年のフランチャイズ・ショーでもセミナーに登壇することになりました。

テーマは「フランチャイズ加盟時に知っておきたい、フランチャイズの契約知識」です。

 

本部にとってのフランチャイズ契約

フランチャイズ加盟は「権利と義務の関係」を事細かに決めているものです。フランチャイズ本部にとっては、商売のノウハウは教えるし、直営店と同じ屋号での商売を認めるしで、不良加盟店が入ってくると、それまで築いてきたブランド価値を一気に失います。

フランチャイズとは「営業権」を意味しますので、誰にでも認めることはできず、相手を選んで契約するのが本来です。様々な権利を認める代わりに義務が発生するのがフランチャイズ契約なのです。

よく、フランチャイズ契約は本部有利に作ってあるといわれますが、本部はチェーン全体の利益を考えて、何かあった時にはチェーン全体を守れるよう、様々な取り決めをしているのです。

 

加盟店にとってのフランチャイズ契約

逆に、加盟する側からすると、様々な制約を受けてでも契約するかどうするかという問題になります。また、本部はチェーン全体の利益を優先せざるを得ないことから、各店舗は不利な立場を甘受している面もあります。

フランチャイズに加盟するときには加盟メリットが契約による制約を上回るかもしれませんが、将来にわたって、常に本部が強いものではありません。様々な競合が出てくるのはビジネスの常ですので、契約に課されている義務を将来にわたって守ることが出来るかどうかが重要になってきます。

 

加盟者がフランチャイズ契約をざっくり理解するには

フランチャイズ契約が本部を守るためのものであることを前提に、どのような義務が課せられ、どういう時に契約終了になるのかを把握できれば、契約の中身は分かりやすくなります。契約中の店舗運営に関することだけでなく、トラブルが発生した時、契約更新を本部が認めないときなど、様々な状況に応じて、加盟店にどういう不利益があるのかを検討しておくと、いざトラブルが発生した時に、より良い選択ができるようになります。

 

セミナーのアピールポイント

今回のセミナーでは、自分が実際に見聞きしたトラブルの事例を紹介します。

例えば、申し込み段階の支払いは店舗を実際にオープンできなかった時にも返金されないのか、本部が動かないので、自分の店舗で競合に対抗するメニューを開発したとか、契約終了後の縛りなども解説します。

自分のセミナーでは、理論ばかりでなく、事例をはさみながら分かりやすく伝えるのが売りで、面白おかしくお伝えしますので、どうぞお楽しみに!

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。また、最近、スモールM&Aのサポートも始めています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

・スモールM&A(外部への会社/事業売却)のお手伝い

 

あとがき

昨日は屋外でスポーツ観戦していました。寒いのでちょくちょく暖房の聞いた室内に戻りました。この何日かは冬らしい天気ですね。