以前、個人事業だったときには売上こそ毎月把握していましたが、収支については公私混同している面がありました。昨年から法人化していて、その結果として受注できた仕事もあります。そして、自分が感じているメリットは、個人のお金と会社のお金をきっちり分けて、会社の数字を把握できることです。
法人用の会計ソフト
自分が使わせていただいているのは、税理士の先生から提供された会計ソフト「e21まいスター」です。会計ソフトで使いやすいものは正直無いので、こんなものかと思って使っています。昨年途中からフィンテック機能が加わり、クレジットカードの引き落としや法人口座の残高を管理できるようになりました。
このソフトの良いところは請求書ソフトと給与計算ソフトが入っていることです。自分は税理士さんに月額の支払いをして使わせて貰っています。
(以前、ブログでこのソフトについて書いたためか、以前、愛知方面の整体事業者さんから使い方について教えてくれと問い合わせがありました。残念ながらただのユーザーなので自分が使っている範囲しか分かりません)
経理業務のタイミング
自分の場合は、サイフに会社の領収書が何枚か溜まったとき、何か入金がありそうな時にソフトを立ち上げています。領収書は仕訳入力してスクラップ帳にのり付けしてしまいますし、入金があれば会計ソフトからデータを取り込めるので仕訳してしまいます。
その他、月初や月末は決まった引き落としがありますし、顧問先への請求もありますので、会計ソフトを触ります。後は月に1回来てくれる税理士さんにおかしいところを修正してもらうだけです。基本は自分が入力しているのですが、ダブルチェックしてもらえるので助かります。
月次決算の効用
自分の場合は毎月と言うより毎週くらいのタイミングで損益の管理と現金残高を見ています。現金残高は今は余裕がありますので、極端に減っていないかだけを確認します。余裕が無くなったら、今後の出入り予測をして、早めに手を打つようになります。
損益は売上と費用の見込みです。費用が出てしまうようであれば、大きな買い物は控えて、収支が釣り合うように管理します。ただ、自分の場合は売上の波がありますので、完全に予測することはできません。売上がガス欠のように止まることもありますし、大きな波が来ることもあります。
今年度は前半で大きな波(=成果報酬)が来たので、後半は余裕ですが、想定外の面もあります。おかげで、PCを早めに買い換えたり、タブレット端末を追加で買って試したりということができています。
個人事業と会社の違い
個人事業の時も会計ソフトを使って管理はしていましたが、手元に入ってきたお金が自分のお金のような感覚になります。そして、健康保険やら住民税やらが後から引かれるイメージです。会社だと自分のお金は給料として支給され、年金や保険料が天引きされるので、生活に必要なお金については毎月同じ額が入ってくるので落ち着きます。
売上が小さいときは個人事業で良いと言われますが、事業をしっかりやるつもりであれば、早い内に会社にしてしまった方が成長につながるように感じます。
会社設立の手続きは司法書士さん、税務顧問は税理士さんですが、今後の事業計画や資金計画の作成についてはお手伝いできます。確率を上げるためであれば、第三者の意見を聴くのも大切だと思います。お気軽にお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
最近増えている会計ソフトはマネーフォワードやFreeeといったクラウドソフトです。確かに使いやすいと思いますが、e21まいスターは他のソフトも付いているのでお得です。