実は今年になってからメルマガをスタートしていまして、
あれこれ悩んだ挙句、「中小零細支援レポート」としました。
零細というと響きが良くないのですが、当方こそが零細の極み、「ひとり社長」です。
そのメリット・デメリットについて考えてみました。
零細企業について確認
行政の括りでは、零細企業という定義はありません。
それらしい定義として「小規模事業者」というものがあります。
<中小企業基本法の定義>
・商業(卸売、小売)、サービス業 従業員5名以下
・製造業その他 従業員20人以下
その他、政令によって
・宿泊業および娯楽業 従業員20名以下という定義もあります。
当方も零細企業
私は2009年に中小企業診断士の資格を取得し、その翌年から独立開業しました。
2015年まで個人事業主だったので、身体が空いてれば仕事させてもらいました。
2016年に「フランチャイズの仕組み作りを依頼したいが、法人でないと発注できない」と
立て続けに言われたので法人なりしましたが、仕事の本質は変わっていません。
大掛かりな設備投資もしていませんし、自分自身が商品ですので、
会社という「箱」があれば良く、従業員を雇う必要はありません。
アシスタントを雇って分業して仕事を大きくしていくというやり方もあるのでしょうが、
自分は一人で仕事しています。
零細企業であることのメリット
今行っている仕事は決まった形の仕事がありませんので、
アシスタントは必要ありません。
元々、「一人で仕事できる」ことに魅力を感じて独立していますので、
誰かを雇うということは考えたことがないですし、
規模を追いかける仕事はしたくないです。
・自分のやりたい仕事だけをすることができる
・誰かに気遣いする必要が無い
・急な方針転換ができる
・仕事する場所や時間を変更できる
(臨機応変にサボることも、夜間や週末に仕事することも)
・スマホの買い替えや交際費の支出等、経費を自由に使える
(売上とのバランス取る必要はありますが・・・)
零細企業であることのデメリット
ただ、一人で仕事していると大変なこともあります。
・営業が苦手でも自分でやらないとならない
・だらけてしまいそうになるのを律する必要がある
・自分ができないことへの対処が必要
・できる仕事の量に限界があり、自分のキャパで会社の売上が決まる
気楽な反面、自分が全てですので、こつこつとやっていくしかありません。
零細であることへの対応
最初のころは要領が悪かったので、
一人でできない分を夜間や週末を使って対応していました。
ただ、自分の身体が資本なので、そういう仕事では継続していけません。
仕事が辛くなると逃げ道がなくなってしまうので、
力を抜いて仕事することにしています。
大きな仕事の依頼があった時に、他の先生方とチームを作って
受注を目指したこともありましたが、そうなると請求する費用も膨らみます。
そうなると他の事業者との相見積もりになりますし、
受注しても相手もあるので、長く続いたことはありません。
やはり、自分一人でできる仕事をしなやかに受けていった方が良いようです。
背伸びして受注を追いかけるよりも、「山下さんだからお願いしたい」と
言われる仕事をしていきたいです。
ただ、自分自身が進歩していかないとオワコンになってしまいますので、
常に何かをインプットし、新しいことを提供できるように努めています。
《あとがき》
平日はなるべくブログを書くようになって、5年前まで使っていたMacを使いたくなりました。
iPhoneで撮影した写真をすぐに取り込めますし、考えていることをスラスラ文章に打てる
印象があります。
明日の到着予定ですので、とても楽しみです。