17日間にわたる認定支援機関研修を受けて

5月から7月にかけて経営改善計画策定研修(理論編)という研修を受けてきました。この研修を受けて試験に合格し、続いて「実践編」という研修を受けて合格すれば、中小企業支援のための認定支援機関として登録することができるのです。

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経営改善計画策定研修の内容

この研修は17日間の長いスケジュールです。そのため、一度にはやりません。4日×3回+5日×1回と4回に分けての研修になります。

1週目:会計に関する基礎知識、経営革新計画策定のグループワーク演習

2週目:財務分析およびデューデリジェンス、事業デューデリジェンスなど

3週目:経営改善計画の策定

4週間:中小企業の課題、経営改善計画策定のグループワーク演習

ざっと、こんな感じでした。勉強になったのは2週目、3週目でした。私はグループワークよりも個人で聞いている方が好きなので、演習のない週は落ち着いて勉強できました。

全部で120時間のカリキュラムで、9割の出席が必須。途中で仕事が重なって、半日欠席を2回したので出席要件はあぶないところでした。

 

勉強になったこと

経営改善計画の策定対象は、経営状態が思わしくない会社になります。銀行からの借り入れ返済状況が思わしくなく、不良債権扱いになってしまうと、銀行にとっては貸し倒れ引当金を積まなくてはならなくなります。そして、借りている会社にとっても、銀行から返済を迫られると事業が続かなくなってしまうので、何らかの金融支援が必要になります。そのために、銀行と会社の両方から求められて経営改善計画を策定することになるのです。

合理的、かつ実現可能性の高い計画=合実計画を策定することによって、経常黒字を出せるようにし、債務超過を脱し、債務返済能力を向上することが経営改善計画策定の目的です。この研修では、金融機関が計画書のどのようなことを重視しているのかについて学ぶことが多く、非常に勉強になりました。

 

この研修を通じて学んだことはたくさんありますし、改めて中小企業支援という自分のミッションを見つめ直すことができました。もう少し時間が掛かりますが、残る研修と試験をクリアして、次のステップに進みたいと考えています。