日経MJが発表している今年の上半期の消費番付に「インバウンド旋風」が横綱にランクされました。以前、外国人にインバウンドの増加とフランチャイズには関連があるのですか?と聞かれたことがあるのですが、インバウンドの増加はフランチャイズ店に追い風になるのです。
フランチャイズは統一ブランドだから、外国人が入りやすい
海外旅行をしたときに、マクドナルドとかバーガーキングなどの大手チェーンを見つけて入ったことはありませんか?現地のローカルフードに疲れたときに、「ここなら知っている」というチェーンがあると、大変助かるものです。こっちが注文の仕方や出てくる料理の程度を知っているので、ほぼ期待通りのものが出てくるのはありがたいものです。
いまから20年以上前になりますが、吉野家のビーフボールを見つけたときも感動しました。実際にはお米が違うので日本ほど美味しくないですが。
フランチャイズは本部が外国人対応を考える
フランチャイズの良い所に、本部が全店統一のオペレーションを考えてくれるという点があります。外国人が沢山来るということであれば、外国人向けのメニュー表なども本部が作るよう検討します。渋谷や銀座を歩いていると外国人が目に見えて増えていますので、ビジネスチャンスと捉える本部では対応を考えるでしょう。
フランチャイズは本部と加盟店で役割分担されます。全体のマーケティングについては本部が考えますので、提供するメニュー、案内のPOP、webサイトなどを使ったPRは本部が全体で統一して実施します。加盟店が個々に取り組むとバラバラになってチェーンの統一感がないからです。
中には全く無頓着なチェーンもあるかもしれませんが、その場合には「現場の声」として、本部の指導員に猛プッシュした方がよいでしょう。
もし、これからフランチャイズに加盟を考えている場合は、本部のマーケティング体制や店舗への指導力は本部を見極めるための大きな要素になります。加盟する前に納得するまで質問して、良い本部を見つけてください。
あとがき
明日は大阪でセミナーで、終了後は1泊してきます。大阪はインバウンド観光客が急増していると聞きますので、そのあたりも見てこようと思います。