フランチャイズに欠かせないマニュアル作成ですが、丸投げはダメです

今年の梅雨の時期からマニュアル作成のお手伝いに入っています。原稿は早々に上げていますが、いつまでも仕事が終わりません。

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フランチャイズ本部とマニュアル作り

フランチャイズ本部を新しく立ち上げる際、本部のやるべきこととして、マニュアル整備が不可欠になります。フランチャイズビジネスでは、加盟金と引き替えに営業権を譲ることになり、店舗運営のノウハウを開示する必要が出てきますので、その際にマニュアルという形で店舗運営を指導しなければなりません。

マニュアルが無くても指導ができるかもしれませんが、冊子として渡すことによって、店舗運営に関してブレが無くなります。

 

マニュアル作成について

そもそもフランチャイズ展開を検討する規模の会社であれば、業務マニュアルというものが無い場合であっても、担当者ベースでは何らかの資料を作成していることがほとんどです。

店長であれば、新しくアルバイトが入って来たときに教えるための資料があるでしょうし、本部スタッフであれば、店舗からの報告事項をまとめたり、定期的に情報発信したりと、決まった業務がありますので、どのように業務をしているのかを確認すれば、マニュアルの原型は出てきます。

そして、業務の標準化、効率化の観点で内容を確認して、マニュアルの材料を集めることができます。

 

マニュアル作成の外注

自分がマニュアル作成を依頼されたときは、フランチャイズ本部として揃えておく必要のある、加盟店オーナーとしての心構え、日常の業務、本部への報告事項と報告フォーマットを最初に揃えるよう助言します。そして、日常業務については、マニュアルの体系を確認し、体系に沿って材料を集めていきます。

一方、業務内容を整理できないものが出てきたら、その部分をどうするか協議しまして、どうしても整理できない場合は取材に行って作成するようにします。取材に行く場合であっても、現場の方には業務のことを質問責めしますし、その内容を標準化して良いのか確認しますので、マニュアル担当者の手間は変わりません。やはり、マニュアル作成は本部業務の最重要業務であることを認識して、作成の担当者を決めて地道に取り組んで行くことが必要になるでしょう。

 

年明け1月までは様々な業務が入ってしまっていますが、その後でしたらお手伝い出来ますのでお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博はサービス業や流通業の小規模事業者向けのビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・フランチャイズを中心とした創業

→本部選びや創業時の計画、創業時の融資獲得

・フランチャイズ化とのれん分け

→多店舗展開、店舗の収益力向上

・補助金や融資などの経営計画づくり

→認定支援機関として、補助金の計画作成や日本政策金融公庫と連携した
融資サポート

これまで経験してきたことを元に、難しいことを分かりやすく、経営者のこれからの道筋が明確になるよう、サポートさせていただきます。

 

あとがき

昨日から明後日まで東京郊外の公的機関の研修施設に泊まりです。夜は静かで仕事がはかどります。