飲食店は美味しいのが当たり前〜わざわざ行く価値があるかが重要

飲食店をされている方から相談を受けました。
うちは安くて美味しいのに何が足りないのでしょうかと。

飲食店の基本要件

飲食店の基本は美味しいものを食べさせてくれることです。とある牛丼チェーンが「うまい、早い、安い」を標榜していたことがありましたが、時間帯によって、最優先要素が変わってきます。ただ、この3つは最低限の条件であり、特に単価の高い夜はそれだけでは十分ではありません。

 

ランチタイムに求められること

飲食店でもランチとディナーだと求められる要素が異なります。昼だと「早い、安い、うまい」という所が優先順位になってきます。ランチは時間が限られているし、ウィークデーは毎日どこかで外食か中食になりますので、安いにこしたことはありません。

したがって、時間と費用が優先され、そこそこ美味しいことが求められます。コストパフォーマンス重視といってよいでしょう。

 

ディナータイムに求められること

同じ飲食店でも、ディナーでは「思いがけない美味しさや感動」が求められます。「うまい、安い、早い」という優先順位になると思います。

以前、「飲食店にはワオ!が必要」と仰っていた先生がいました。外食することでお腹が一杯になる以上の価値がないと、わざわざ来てくれないということです。自宅で作るには手間がかかるものであったり、そこで食べることに感動があるからこそ、自宅では食べずにわざわざ飲食店に食べに来てくれます。

 

差別化の要素を明確にする

外食といっても、どの街に行っても既にありとあらゆるタイプの外食店があります。ラーメンやパスタ、焼き肉、居酒屋などは既にお店があるのが普通ですので、新規に出店する場合は、先行しているお店との違いを明確にしなくては多くの来店を見込めません。

その時に考えなくてはならないのは「競合店との違い」であり、「ターゲット顧客像」です。居酒屋であれば、3千円で十分に飲めるお店もあれば、軽く5千円を超えてしまう店もあります。どういうお客様に来て欲しいのか、そのお客様はいくら出してくれるのかを十分に思い描くことが必要になります。

飲食店の開業を考えている方に対しては、メニュー開発はできませんが、お店のコンセプト作りや集客についてはアドバイスできますので、お問い合わせください。

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

侍ジャパン、弱い弱いと言われていましたが5連勝を飾りました。絶対的なチームではありませんが、打つ方は絶好調のように感じます。