トヨタの自動運転レベル1〜TOYOTA safety sence P

夏休みは暦通りの3連休をいただき、長野県蓼科まで行ってきました。お盆でもあり混んでいたのですが、自動運転(運転支援システム)のおかげで楽ちんドライブでした。

↑105キロで自動運転をセット。実際には前が詰まっていて90キロで運転
(運転しているのは妻です) 

TOYOTA safety sence P

トヨタをはじめ、自動車メーカーは自動運転という案内は一切していません。ユーザー向けの案内は、あくまで「運転支援システム」です。ただ、自動運転の定義で言えばレベル1の機能を満たしているので、初歩的な自動運転システムだと思っています。

トヨタではsafety sence PとCがあり、Cは自動ブレーキ機能が付いていて、Pは自動ブレーキと追従型のクルーズコントロールが付いています。紛らわしいのですが、Pの中にも「全車速対応」と「30キロ以下は非対応」のタイプがあります。

 

自動運転の定義

自動運転の定義は内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム 自動走行システム研究開発計画」に記されています。

http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/keikaku/6_jidousoukou.pdf

レベル1(運転支援) システムが前後、左右の何れかの制御に係る運転タスクのサブタスクを実施

レベル2(部分運転自動化) システムが前後、左右の両方の制御に係る運転タスクのサブタスクを実施

↑内閣府の資料より 

現時点で市販化されているのはレベル2までで、速度制御+ステアリング支援で、高速道路上では白線に沿って、一定のスピードや車間で走っていくことができます。アウディなどがレベル3まで開発していると言われていますが、日本国内の法整備上、運転する主体は運転者になります。

トヨタのsafety sence Pはステアリングの支援はないので、速度調整だけでレベル1です。

 

レベル1の運転支援

レベル1の支援ですが、結論から言えば、運転が非常に楽になります。高速道路であっても、前が詰まることはしょっちゅうありますし、速度を一定に保つのは案外大変なものです。

自分はアップダウンの激しい中央高速をメインで使っているので、都県境の小仏トンネルや勝沼の笹子トンネルあたりは慢性的に車の流れが悪くなりますし、勾配がある分無意識に速度が落ちてしまいます。高速道路の割には速度調整で神経を使う箇所なので、速度を保つためのシステムがあると非常に楽です。

ただし、首都高速の代々木カーブのように90度に近いカーブがあると前方の車を見失って自動運転が解除されることがあります。これはレベル2の車線追随も同じ事が起こるようです。

 

ペーパードライバーの妻でも大丈夫

普段は全く運転しない妻が言うには、「ゴーカートより楽」だということです。ハンドルだけ持っていれば良いし、最悪、自動ブレーキがあるのでぶつからずに済むという安心感もあって、運転が楽しいということです。

「あんたCD替えて」とか「チカチカ(ハザードのこと)付けて」と命令され、本人はご機嫌で運転していました。そうなると「オヤジの威厳」が全くありません。

自分にとっても、夜中の渋滞でくたくたに疲れていても何とか運転することができますので、自動運転レベル1は万々歳です。

 

メーカーは自動運転という案内をしていませんが、これまで人が行っていた操作を車が行うようになりました。高速道路の運転は単調であり、決して楽しいものではありませんので、早く車に任せることができるようになって欲しいです。これからの技術の進化に期待します。

 

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

自動運転で左側をキープしていると、自分が運転していないのでイライラすることがありません。緊張もないし、車の操作に思い入れもなくなるので、頭の中では仕事の事を考えることができ、頭が全く疲れません。