ものづくり補助金の2次公募について、採択事業者の発表が先日ありました。今回の申請で感じたことを記載してみます。
ものづくり補助金の採択率
今回の2次募集では、6,355件の応募に対して2,471件の採択が発表されました。採択率にすると38.9%で、前回の1次募集よりかなり下がりました。前回は17,275件に対し、9,518件の採択で55.1%でした。
ただ、前回の率がかなり高かったので、今回が通常通りといえると感じます。
ものづくり補助金に採択されたら
採択は計画自体が評価されたということであり、必ずしも申請した補助金の額通りに受け取れるものではありません。実際は、交付申請を行って、補助金事業の趣旨に合っているかどうかが審査されます。基本的には、採択事業者向けに配布される「手引き」に従って交付申請を行います。
なお、費用の支出は交付決定日以降に行わなくてはなりませんので、先走って設備を発注しないように気をつける必要があります。
ものづくり補助金に採択されなかったら
残念ながら採択されなかったら、各都道府県の団体中央会に問い合わせをするべきです。コンサルタントなどが問い合わせても教えてくれませんが、申請した事業者からの問い合わせには応じてくれます。計画のどういうところが減点になったのかを確認し、次回の申請時に修正できるようであればそれを反映させて計画書を作成すればリベンジできる可能性があります。
ただ、事業体制(従業員数)に不安があるなどのコメントであれば、従業員の増員が難しければ、リベンジは難しいかもしれません。
なお、経営革新計画の取得など、加点要件を積み上がることで、多少は有利になるかもしれません。
補助金・助成金は一度ダメでも次に挑戦できる
仮に一度採択されなくても、補助金等は毎年募集があります。何千万という投資の場合は、一度待ってでも再チャレンジする価値はあります。また、国が用意している補助金以外にも都道府県が用意しているものもあります。特に東京都では金額の大きい補助金が沢山用意されています。
ただ、補助金・助成金の種類は沢山ありますので、補助金申請に精通している専門家のサポートがあると無駄な手間を省けるかと思います。
当社でもレスポンスの良いサービスを提供していますので、ご興味が有りましたらお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。また、最近、スモールM&Aのサポートも始めています。
・創業時の創業計画、創業融資獲得
・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します
・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)
・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)
・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画
・ものづくり補助金など、補助金申請
・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)
・スモールM&A(外部への会社/事業売却)のお手伝い
あとがき
只今、東京都西部にて研修の仕事で泊まり込み中です。朝方の冷え込みは都心よりも厳しいような。今年は寒くなるのが早いですね。