暖冬の影響を受ける業界は?〜ビジネスにおける気候リスク

例年に比べて、今年は暖かい日が続いています。秋になるのが早くて、今年は良いなと思っていましたが、12月に20度を超える日があるのは異常です。ビジネスに影響も出てきているようですので、まとめてみます。

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景気ウォッチャーとは

景気ウォッチャーは内閣府が毎月発表している統計です。地域の景気について観察できる立場の人に協力してもらって、店舗などの最前線で景気の善し悪しを回答してもらうことでデータ化しています。この調査に協力している人は約2,000人であり、これだけいれば客観性もあるのかなと感じるところです。

 

11月景気ウォッチャーより

景況感の標準的な数値は50なのですが、百貨店34.4、衣料品専門店35.8という数値が気になりました。いずれも、10月の数値よりも10ポイント以上落ち込んでいます。

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ちなみに、小売の景況感も10月の47.0から41.4に急落しています。飲食業は46.2→44.6、サービス業は50.6→49.2です。最も好調なのはレジャー産業で54.2でした。

上の図を細かく見たい場合は以下URLより
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher_index.html
月次調査結果(11月)より見ることが出来ます

 

新潟の診断士さんから聞いた話

昨日の会合で隣になった先生から聞いたのですが、新潟県内の衣料品店はお手上げ状態だとか。例年ならドカ雪が何回か降る時期なのに、まだ本格的な降雪は無いらしく、冬物衣料が全く動かないようです。新潟ですからスキーシーズンにも入る時期なのですが、雪が山肌に薄くかぶっている程度で、スキーをやるには全く足りないようです。

 東京に住む自分の実感

私自身、10月にトレンチコートをオーダーで作りましたが、まだトレンチコートを着るほどではありません。コートを着ると暑くて手に抱えている方が多いです。
家電量販店に行っても、「欲しいモノがない」という感じで、スマホのアクセサリーには人がいますが、何年か前のデジタルTVやスマホやタブレット売り場に熱気がありません。
近隣のファミリーレストランも、夏場は混んでいるのを感じましたが、この頃はそうでも無いように思います。

百貨店や衣料品店の不振は明らかに暖冬によるものですが、来年の消費増税で更に景気が落ち込まないかなと不安に感じました。

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

先週木曜日から続いた連日の飲み会も昨日までで一段落です。後は仲間うちで個人的に行くものばかりです。夜の時間で年賀状を書かないと!