京王線の駅近くで展開しているC&Cカレーが、東京ビッグサイトに新しいお店を出しているので、東京ビッグサイトに行ったついでに寄ってみました。通常業態の400円増しの価格です。
C&Cカレー
このカレー屋を展開しているのはレストラン京王、関東の私鉄大手である京王電鉄のグループ企業です。そのため、京王線の新宿駅や笹塚駅といった京王沿線に展開しています。
CoCo壱番屋よりは安く、早く出てくるカレー屋で、自分もよく使っています。
メニュー構成
東京ビッグサイトに出店している飲食店はどのお店も1食1000円位します。そのためか分かりませんが、C&Cも高級業態にして1食1000円以上で提供しています。
ビーフカレー、東京Xを使ったポークカレーとも1000円します。通常のお店(カレースタンド)だとビーフカレーで600円程度ですので、値段が上がっています。もちろん、サラダ付きなので単純比較はできませんし、席が広くてゆっくり食べることができます。
街中よりも高い価格は妥当か
飲食店のメニューはもともと食材の価格は3割程度と言われています。手間暇かけて美味しい料理を作り、食事を楽しめる空間を便利な場所に作る事で付加価値を出し、原価を遙かに上回るものを提供しています。
このC&Cカレーの東京ビッグサイト店について、街中とのギャップを感じないでも無いですが、他の飲食店との比較、店内の綺麗さ、注文のしやすさと提供までの早さを考えると、1000円でも良いかなと思います。
カレースタンドの高級業態を展開する
レストラン京王は京王グループ内に京王プラザホテルというシンボルになり得る施設があります。京王グループのレストラン部門であることをPRすれば、名門ホテル品質のカレーであることをPRすることが可能です。
そして、お店作りの上で、ゆったり座ることのできる店舗の設計をして、単にカレーだけでなく、お酒やらその他のメニューを用意することで、これまで展開してきたスタンドカレーとは違った価格設定ができるようになります。
ただ、高級業態にすることで、同じ店舗面積でも収容客数が減り、客の回転が遅くなります。これまでの大衆業態で客回転が速いほうが効率がよいかもしれません。飲食店はお店のコンセプトを決めて、どのように運営していくのがベストなのか、事前の設計が重要です。
成り行きや思いつきで開業してしまう前に、是非ご相談ください。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
今日は東京ビッグサイトの「外食ウィーク」というイベントに行ってきました。飲食店に向けた商材のご提案、業務用機器やITソリューションなど、様々で非常に勉強になりました。