ものづくり補助金のサポート受付期間

ものづくり補助金の季節になると、様々な方々が色めき立ちます。申請の締切は4月13日までなのですが、準備期間を考えたら、早めにアクションを起こさないと間に合いません。

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ものづくり補助金について

毎年春先に公募がありまして、今回の補助金ではIOT活用や最新鋭の設備を入れる場合は最高3,000万円まで補助が出ます。通常の取組だと1,000万円です。

ものづくりだけでなく、革新的な新サービスに取り組む事業者に対しても補助があります。

 

早い段階で締め切る事業者

ものづくり補助金を対象に、士業だけでなく民間のコンサルタントも動きます。良心的な事業者は早い段階から案内をしてくれ、早めに受け付けを締め切ります。

私がお世話になっている会社は4月14日(木)が締切なのに対して、申請サポートの新規受付を3月18日(金)に締め切りました。ギリギリの駆け込みで請けても十分な対応ができないので、お断りしているということです。

自分も3月24日の段階で知り合いから引き合いがありましたが、きっぱりお断りしています。このタイミングで受けても十分なお手伝いが出来ないからです。

 

ギリギリまで受ける事業者

ものづくり補助金の報酬は、着手金+成果報酬というのが一般的で、着手金だけならそれほど大きな金額ではありません。ただ、申請書作成には非常な手間がかかるのである程度はいただくと思いますが。自分の基準価格は10万円です。実際に獲得できたら成果報酬で更にいただきますが。

ただ、ギリギリまで受け付ける事業者の中には、かなりの金額をいただくところもあるようです。もし、50万円とか80万円言われたら考え直した方が良いかもしれません。

 

士業を紹介する士業もいます

ものづくり補助金は設備投資を考えている企業にとって非常に魅力的です。そのため、多くの士業に引き合いがあります。ただ、実際に申請書を書ける人は限られています。

申請書の要件通りに漏れなくダブりなく書くには、ある程度ビジネスモデルや技術面の改善について、誰が読んでも分かるように書く能力が必要です。普段、法律や人事制度、経理サポートを専門にしている人が書こうとしても、とても苦労するでしょう。

私の知っている士業さんの中にはものづくり補助金の営業を一生懸命やって、実際の申請書作成は中小企業診断士に丸投げという方もいます。企業さんにとっては、無理せずに丸投げしてくれた方が採択の可能性が上がるし、営業した士業さん、執筆する診断士にとってもメリットのある三方良しでしょう。逆に、よく分かっていない方が無理に書いた申請書だと、採択の確率がかなり落ちると思います。

沢山の事業者から申請がありますので、一読して意図が分かりやすく書いてある申請書でないと、採択される可能性は相当低くなると思った方が良いでしょう。技術的にどうこうということではなく、補助金をもらって設備に投資して、どのようにリターンがあるのか、どういう意味があるのかということが問われるのです。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

今日は車でお客様の所へ。朝から暑くてエアコンを付けっぱなしでした。