フランチャイズ、事業計画を立てる時は季節波動を考慮しよう

急に暑くなってきましたね。先週まで寒かったので、差が激しいなと思います。

ところで、寒くなったり暑くなったりすると出なくなるものがありますよね。

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 季節波動のあるもの

パッと思いつくのは、暑くなると「鍋物」は出ませんよね。スイーツ系だと、ケーキが出なくなるようです。逆に寒くなると、ビールの売れ方が落ちるようです。ビールについては寒くても暑くても変わらない気はしますが、喉の渇き方が違いますので、飲む量は変わってくるでしょうね。

 

サービスやリサイクルでも季節波動はあります。

介護サービスは真夏になると利用者が動かなくなります。介護を必要とする方ですので、普通の方に比べると動き回るのが大変になるわけで、新しいサービスを受けに行こうという感じではなくなるようです。フィットネスクラブはやはり4月に入会者が多いです。引っ越しなどで環境が変わるので新しく入会する方が増えます。

リサイクルは自動車の買取業、古本も季節波動があります。自動車の買取は、新車ディーラーが2月、3月に決算に向けて割引を強化したりするので、車の買い換えが促進されるので、この時期は取扱が急増します。4月1日に車を保有していると自動車税がかかるのも車を手放す理由になります。古本は大掃除のシーズン、引っ越しの多い時期に取扱が増えてきます。

 季節波動を考慮すべき理由

この季節波動ですが、フランチャイズで起業を考えるときに考慮しなくてはなりません。例えば、暑い時期は新規の利用者がそれほど来ない介護サービスを7月に開業してしまうと、7月、8月は新規客を獲得するのが困難です。同じく、車の買い換えラッシュが終わった直後の4月や5月に車の買い取り店を出してしまうと、しばらくは査定の来店客があまり来ない状況です。

通常、フランチャイズ本部は「収支モデル」というものを加盟検討者に情報提供してくれます。これは直営店の実績を平均したものというケースが多く、内容に偽りはないのですが、季節波動は考慮していないことが多いです。

もし、検討しているフランチャイズがあり、収支モデルの情報をもらう事ができたら、もう一歩踏み込んで、実際の月ごとの売上が分かるものを提供してもらえるようお願いしてみてはいかがでしょうか。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

(編集後記)

土曜、日曜とセミナーで出ていたので、午後から少し気張らしして、神宮球場に母校の応援に行ってきました。自営業だから、休みは自分で作らないとダメですね。頭の中がくたびれていたのでリフレッシュになりました。