フランチャイズでの起業に向かない人

今日、ある人から質問を受けました。フランチャイズで起業しようとしている方からアドバイスを求められて、この人は起業に向かないと思ったら、どうしますか?と。迷わず答えました。フランチャイズでの起業に向いていない人については全力で引き留めますと。

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フランチャイズを活用した起業

フランチャイズに加盟するということは、フランチャイズ契約を守らなくてはなりません。そのため、契約に縛られても良いと思える人でなければ、加盟するのは辞めておいた方が良いです。つまり、何らかの創意工夫をされる予定の方には向いていません。

この商売をやってみたい、そして、自分にはこういうアイディアがあるんだと考えているなら、フランチャイズは向いていません。ご自身のアイディアを十分に考えて煮詰めていくべきです。

フランチャイズ本部は加盟店の創意工夫を認めません。また、加盟店は売上に応じてロイヤルティを支払うのが普通です。ロイヤルティを払えば、その分利益率も低くなります。むしろ、自分自身で商売をやって、ホームページを工夫したり、広告にお金をかけるなど、フランチャイズ本部を気にせずに試行錯誤することができます。

 

起業してはいけない人

フランチャイズに入ると、大手チェーンの名称を使って店舗を出すことができます。十分な準備ができていなかった人でも、お金さえ用意できれば開業できるのです。
しかし、フランチャイズ本部は店舗のオープンと運営は指導してくれますが、会社の経営そのものについては指導してくれません。人を雇うこと、お金を借りることの責任を感じて、事業に取り組んでいく覚悟が無ければ起業すべきではありません。

多くのフランチャイズは加盟金欲しさにそういう人の加盟を認めますが、経営者として準備が出来ていない人の加盟は、本部、加盟者本人の両方が不幸な結果になります。

 

あとがき
今朝はものすごい雷で夜中に目が覚めてしまい、その後は眠れなくなってしまいました。5月なのに初夏のような天気で、少し夏ばて気味です。