フランチャイズのモデル収支を検討しよう③客単価と購入客数

売上は客単価×客単価で計算できます。単純なことですが、必ず検討しないといけないことです。

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客単価

当たり前のことですが、商売によって客単価の構成はまちまちです。塾やフィットネスクラブであれば、月ごとの会費が決まっていて、高いコースから安いコースまであって、中心になる価格帯で落ち着くと思います。飲食店でも食事メニューが決まっていれば、その内容にドリンクの有無位で客単価が決まります。

コンビニや居酒屋などは小さい商品や注文の積み重ねになります。そのため、コンビニであれば、レジ前での「もう1品どうですか?」、居酒屋であれば「おかわりいかがですか?」の声掛けが重要になります。

客単価の数字は、結果を見て論評するのではなく、フランチャイズに加盟するからには、どうやって売上を積み上げていくのかという意識は重要です。

 

客数

店舗によって営業時間は異なります。24時間営業の店、午後から又は夕方から営業の店もあります。店舗が混んでいる時間、店舗が空いている時間に、それぞれ、時間当たりにどの位の来店があるのかを見積もりましょう。そのためには、立地を決めて、どの位の人が店の前を通っているのか、競合店にはどの位入っているのか、自分が入ろうと考えているチェーンの店にはどの位来店があるのかを観察することで、見当がつくようになります。もちろん、繁盛店になって、見当が良い方向に外れる方が良いのですが。

このように、客単価×客数で売上を自分で見積もることが重要です。その上で、本部予測だとどうしてこの数字になるのかを考えてみてください。

あとがき
フランチャイズに加盟するとなると、売上の積み上げ計算をしないで、本部の売上計画をうのみにするケースがあります。フランチャイズでも自分で立ち上げた商売でも、売上は客単価×客数で積み上げるしかありません。本部の言うことを100%信じるのではなく、どうやったら本部の試算どおりに売上が積み上がるか考えてみましょう!