今朝の日経新聞を読んでいたら面白いニュースを見つけました。
1879年開業の老舗レストラン、五島軒が本格的な多店舗化へ
函館の老舗レストラン、五島軒が飲食店運営の伸和ホールディングスと共同で9月に札幌に出店する。フランチャイズ方式で本州にも進出し、5年程度で50店舗に増やす。
このような記事でした。パスタやハンバーグなどを幅広く提供し、名物のカレーはレトルト食品として販売もしているようです。
ただ、現在営業しているのは函館の1店舗だけです。9月に札幌に共同で出店して、北海道内でノウハウを蓄積してから本州に進出するそうです。
ビジネスチャンスと留意点
このお店の場合は既にブランドが構築されていますので、ノウハウを蓄積できれば全国展開できそうです。実際にお店を運営されてきていて、長年にわたって危機管理の体制や人材育成の仕組みもあることと思います。後は、それを外部の事業者に教えるために、ノウハウを「見える化」することと、それを教える人がいればフランチャイズ展開していけるでしょう。
その他には、地域に合わせたメニュー開発をするのかどうか、食材の手配をどうするのかという点で、食材卸とうまく提携できれば良いでしょう。
フランチャイズ本部展開に大切なこと
この飲食店の場合は、まだ多店舗展開の実績がありません。それでも、100年以上にわたって営業してきたという実績があります。ブランドストーリーを作れば、フランチャイズ本部としての魅力は十分です。
その次に大切なのはノウハウの整理とFC宛の教育体制ですが、これは後付けでも体制を作れます。やはり一番大切なのはブランドになります。
あとがき
昨晩より、長野県の高原に来ています。今日の気温は18度。夕方まで雨が続き、少し寒いくらいでした。暑いのが苦手な自分には最高のコンディションでした(笑)