主婦の発想による託児所がフランチャイズ展開へ

サービス業はターゲットとするユーザーのニーズが非常に重要です。今回取り上げるニュースはユーザー目線のサービスがフランチャイズ展開されるということで注目してみました。

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一時託児所「ママズスマイル」が拡大、2015年度中に7施設に

ママスマ(さいたま市)の運営する一時託児所「ママズスマイル」の評判が良く、2014年度の2店舗から今年度中に7店舗に拡大するようです。今後はフランチャイズチェーン化で20店舗に増やす予定。このサービスの特長は、会員登録すれば託児の理由は問わず、空いていれば直前の連絡でも利用可能にしていることで、1時間から利用できるとのこと。広さは30〜60平方メートルで保育士4人程度で面倒をみるようです。

 

託児サービスの必然性

このニュースを読むと、逆に今までこのようなサービスが無かったのか?と感じました。私は子供はいないのですが、ネコを飼っています。そして、どうしても留守にしなくてはならないときにはペットシッターをお願いすることができます。ネコは家族同然なのですが、ネコのために行動範囲が狭められてはかないません。ネコは犬と違って、家になついていますので、無理矢理こちらの予定に動向させるのはネコにとってストレスです。ペットシッターが来てくれることで、お互いが人生(ニャン生?)を楽しむことができるのです。女性の社会進出が求められている中、このようなサービスは出てきて当然だと思いました。

 

フランチャイズ化の是非

このサービスを考案した方は、ビジネスとして儲けることよりも、世の中にこういうサービスを広めたいとお考えのように感じます。こういった理念を持っている事業は強いです。ご自身の体験から来ているサービスなので、同じような想いをされている女性も多くいらっしゃるはずです。

子供1人を1時間預かって800円と、大きく儲かるビジネスではありませんが、やってらっしゃる方も、働いている方も使命感を感じて取り組んでいらっしゃることでしょう。その結果、想いを同じくする方が集まって一生懸命に取り組まれて、一つのムーブメントになるのではないかと感じます。

サービス業の基本は「こんなサービスがあったら良いな」という具体的なニーズを充足することです。女性の社会進出は必然だと感じていますので、こういった女性目線のサービスを子育ての経験をされた主婦の方が広げていこうとされていることにエールを送りたいと思います。

 

あとがき

今日からしばし夏休みで高原に来ています。18時時点の気温が22度と、東京の酷暑が嘘のようです。とにかく何もしないでゆっくり過ごします。