経営コンサルタントという職業〜ネットでたたかれているSさんについて

ネットでたたかれている、ショーンKさん。私は中小企業診断士ですが、経営コンサルタントというプロフィールについて記してみようと思います。

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↑ラジオ局サイトから直接リンクは切られてましたが、直接探すと出てきました。

経営コンサルタントに学歴は要らない

要らないというと大げさですが、相手からすれば「何をしてくれるのか」が重要になります。中小企業診断士として活躍されている方の中にも、大学名は・・・だったり、そもそも大学を出てない方もいます。
ま、中小企業診断士の場合、コンサルタントに必要な能力を試験勉強で詰め込みますが、実際の仕事はコンサルタントばかりではありません。私も、経営コンサルタントというよりはフランチャイズコンサルタント+中小企業診断士(経営のことが分かり、補助金申請や経営計画のサポートができる)という位置づけです。

 

自分がMBAを取得した理由

自分は中小企業診断士としてやっていく中で、「自分にはまだまだ足りない」と思ったのと、学生時代に勉強しなかった反省とで大学院に行きました。学歴で差を付けたいという気持ちは全くありません。

名刺にMBAと書くと、中小企業診断士以上に興味を引かれるので名刺に入れていますが、別に大学院に行く必要は感じていません。勉強になったことも沢山ありますが、失望も沢山あり、時間と多額のお金を考えると投資対効果は低いと言わざるを得ません。

ただ、自分の周りには、中小企業診断士の2次試験の代わりに大学院に行かれている方、税理士とのダブルライセンスの方は大学院を出られている方が多いです。

 

経営コンサルタントは地道な仕事

ショーンKさんのようなルックスでテレビに出まくっているという方は回りでは見かけません。私もブログを書いていますが、書けないことの方が多く、テレビでペラペラしゃべっていたら相手先から不信感を持たれること間違いないでしょう。
よく取材の話はいただきますが、「有料の取材=先方のビジネス」なので、速攻で断ります。

もっとも、ショーンKさんは大前研一さんのような強烈なキャラではなく、聞き役に回りながらコメントしていくスタイルですので、テレビなどでは経営コンサルタントっぽい話はしていませんでしたが

 

経営コンサルタントという職業の幻想

今回あれだけ叩かれているのは、経営コンサルタントという職業、学歴、ルックスなど、いろいろな要素に対して、みなさんが一目置いていたからだと思います。今回、学歴が嘘だったことがばれ、ルックスも実際の所はどうなのかということで、散々書かれていますが、それだけ彼に幻想を抱いていたのかなと思います。

 

カミングアウト〜10年前、自分のコンサルタント像はショーンKだった

自分はあまりテレビを見ることがなく、ラジオを聞いている時間の方が圧倒的に長いというライフスタイルです。毎日録音して聞いているラジオ番組が有る位です。そのため、ショーンKさんのラジオ番組は2002年の秋口、番組が始まった時からから聞いていました。低音ボイスで、経営のことを面白く紹介してくれて、経営のことを勉強したいというきっかけをくれた方です。

実際、長らく勉強して、2008年の中小企業診断士の試験に合格した直後、六本木ヒルズで番組のイベントがあったので本人に会うこともできました。その時の印象は「う〜ん、本当にこの人はコンサルタントなのかな?」と思ったのですが、たまにラジオ番組は聴いていました。

 

テレビで見た違和感〜報道ステーションに出ているのを見て

経営コンサルタントをやりながら、週1回ラジオ番組に出ているのだと思ったら、報道ステーションで古館キャスターの隣にいたので驚きました。しかも、名前がショーンKではなく、川上横文字なんたらという名前になっていました。

ラジオだと声だけなのでカリスマ性を感じましたが、テレビだと薄っぺらいというか、サンデージャポンなどの娯楽番組と変わらなくて、経営コンサルタントと両立できるのかなと思ってました。
フジのメーンキャスターに抜擢されたと思ったら、文春の記事がきっかけでバッシングをくらって、全番組を降板することになりました。

 

今回の騒動は残念

あの番組を聴いていた方に、経歴を気にする方はいなかったと思います。ショーンKさんというビジネスネームを持たれたナビゲーターが、ビジネスの話題に切り込んでいう理解でした。番組も面白かったですし(その放送局ではカタカナのナビゲーターが多数いるので、そもそも気にもしていませんでした)。

そもそも面白くなければ14年も番組が続きません。あの番組が無くなったというのは自分にとっても衝撃です。

もともとやっていたラジオ番組だけでも続けてもらいたいんですが、非常に残念です。ほとぼりが冷めたらラジオに戻ってきてくださいね。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

3月19日、彼のやっていたラジオ番組の冒頭で肉声を聴くことができたようなのですが、普通にNHKのニュース見てました。残念です。