小規模事業者が自分で作る、事業計画〜商工会のセミナーに登壇しました

小規模事業者といえば補助金!と連想する人が多いと思います。本日セミナーで「事業計画の作り方」をメインテーマに講演してきました。

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セミナータイトルについて

このセミナーの依頼があった際、「小規模事業者持続化補助金」の公募がそろそろ発表されるのでは無いかという時期でした。そんな時期に「事業計画」についてのセミナーをやって欲しいという依頼がありました。

どこまで事業計画をメインに推しだし、補助金のことをどの位触れれば良いのか、念のため担当者の方と打ち合わせをしました。この位だろうという按配で、持続化補助金は全体の4分の1に抑えることにしました。

 

セミナーの内容

全部で4本立ての内容です。

・事業計画の目的と成果

・事業計画で明確にしておく内容

・事業計画作成:成功事例と失敗事例

・小規模事業者持続化補助金の申請

わざわざ担当者と打ち合わせをして、事業計画の作成をメインにしています。「分かりやすくて、効果のあがる事業計画とはこういうものです」と、実際の計画書をブラッシュアップしていく過程について、事例を入れながら説明しています。

 

セミナーを成功させるには会場の雰囲気が重要

事業計画の重要性、書き方のポイントを中心に説明したのですが、この時期、みなさんが興味を持たれるのは「補助金」のようでした。事業計画作成のゴールの一つが補助金であり、融資であったりなので、より大きなテーマで話しているだけなのですが、目当ての内容と違うと感じている人が多数目に入ってきました。

そういう方の態度は目に入ってきますし、セミナー前、セミナーの休憩時間にセミナーとは関係ない内容で食ってかかって来た方が最前列に陣取っていました。

私がやりづらそうに話しているのは、聴いている人には敏感に伝わることでしょう。一番前にふて腐れた態度で何人も座っていると、こちらも目のやり場がありません。

担当者の方には「依頼内容である、事業計画の書き方をシンプルに事例を入れて解説していたので良かった」という評価をいただきましたが、自分にとっては残念なセミナーになりました。事例を減らしてでも、補助金の公募要領の説明に時間を割くべきだったかもしれません。ただ、公募要領の説明だと中小企業診断士がわざわざ話すものでもありませんので悩みどころです。

 

事業計画は補助金ばかりでなく、経営を前身させるのに重要なものです。ご興味ありましたらお問い合わせください。
なお、今回の小規模事業者持続化補助金やものづくり補助金は既に余力がありませんので、お手伝いできませんので、悪しからずご了承ください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博はサービス業や流通業の小規模事業者向けのビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・フランチャイズを中心とした創業

→本部選びや創業時の計画、創業時の融資獲得

・フランチャイズ化とのれん分け

→多店舗展開、店舗の収益力向上

・補助金や融資などの経営計画づくり

→認定支援機関として、補助金の計画作成や日本政策金融公庫と連携した
融資サポート

これまで経験してきたことを元に、難しいことを分かりやすく、経営者のこれからの道筋が明確になるよう、サポートさせていただきます。

 

あとがき

今日のセミナーで登壇させていただき、無料のセミナーの弊害を感じました。お金をいただくことで、セミナーの趣旨に賛同する方が集まり、話し手にとってやりやすいセミナーの雰囲気を作ることができます。