個人事業主は確定申告をしなくてはなりません。個人事業主としては7年確定申告をしましたが、法人にしてからの会計処理に比べれば簡単です。楽に済ますため、自分がやっていたことを記してみます。
会計ソフトだと楽にできる
青色申告にするためには、売上と利益の管理だけでは不十分で、BS(貸借対照表)も作らなくてはなりません。単に売上や利益の管理だけならエクセルで十分だと思いますが、BSを作るとなると、何らかの会計ソフトを使った方が楽にできます。
会計の入力をするには仕訳が必要なのですが、仕訳をした項目が損益計算に入ったり、資産管理である貸借対照表に入ったりする関係で、エクセルでやるのはかなり難しいです。
会計ソフトの善し悪し
正直、何でも良いと思います。Y社のソフトが最大手ではありますが、このソフトでなくても十分です。自分はクラウドのソフトが気に入っていました。預金口座の預金の入出金やクレジットカードの履歴を取り込んでくれるので、接待費なのか、消耗品費なのかを選んだりするだけでどんどん取引入力ができる所が気に入ってました。クラウドだとMacでも使えるのが魅力です。
普段やること
月に1回くらいは費用の入力をしておいた方が良いでしょう。クレジットカードで事業費に該当する費用を入力する段階で、1ヶ月分の入力をすると貯めずにすみます。
自分は売掛の管理をせずに入金=売上という発生主義にしていました。売上や預金の入力は年が明けてから通帳をみながら一気にやっていましたので、普段の月は費用だけです。
本当は売上の増減や利益を管理すべきでしょうが、それは手帳に書き込んで管理していますので、会計ソフトの入力は1年分まとめてやっていました。
税務署の申告コーナーを利用する
自分は会計ソフトで計算して、税務署のサイトにその数値を入れて申告書を作成していました。最新のソフトを使うと税務署提出用も作成できますが、数字を入れるだけならすぐにできるので、専ら税務署のサイトを活用していました。
郵送で送る
住宅ローンの1年目の時は税務署に行きましたが、普段は郵便で送れば十分です。その時に、返信用の封筒と控え分を同封すれば、控えに受付印を押して返してくれます。
税務署に行っても混んでいるだけで、何かが解決することはありません。郵便で送ってしまうので一番楽です。還付は気長に2ヶ月くらい待てば帰って来ます。
こうやって書いてしまうと、個人事業主の時はいい加減だったし、正直楽でした。法人を作ってからは「発生主義」で未払い、未収、売掛・買掛など、きちんと付けています。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
昨日、神田で醤油味のあんこう鍋を食べました。醤油味は珍しいなと感じましたが、やっぱり味噌味の鍋の方が美味しいです。