今年の夏、英国のEU離脱も驚きましたが、米国の大統領選でトランプ勝利にもびっくりです。ただ、これって自分たちにはどうすることもできない「外部環境」でしかありません。環境の変化には対応しなくてはなりません。
ビジネスをする上での外部環境
大企業ならいざしらず、中小企業は「すき間」で仕事をしています。自分も中小企業診断士という資格こそ有していますが、今の仕事は経営計画の作成がメインであり、中小企業に向けた各種補助金という政策が追い風になっています。
そもそも、政府が中小企業の競争力向上という施策を採っているため、頑張っている中小企業に対しては様々な施策があり、経営計画の作成という面で中小企業診断士は重宝されている面があるのです。
かつての民主党政権に戻ってしまうと、自分の仕事にも大きな影響があります。
外部環境によってビジネスモデルは変わっていく
会社員時代に中古車買取の大手に勤めていました。当時は、一般的な中古車販売店や新車ディーラーは「下取」がメインであり、買取価格を明示してくれる事業者はありませんでした。買い取った車は自分たちで売るのではなく、業者向けのオークションに出品するので、すぐに現金化でき、利幅を積まなくても数をこなして利益を確保していました。そのため、一人勝ちというか、かなり強力なビジネスモデルでした。
しかし、そんなことはいつまでも続きません。同じ仕組みを導入する競合の事業者も出てきたので、ビジネスモデルを少しずつ変えていって変化に対応していきました。買い取った車を「画像販売」というやり方で全国の店舗で販売するようになりました。
中小企業は変革が必要
中小企業は自分たちで主導権を取ることはできません。まだ実用化されていない技術などでは、他の事業者の動きに影響されませんが、市場に受け入れられるかどうかという点では相手に合わせていくしかありません。
逆に、市場がある程度とれる商品であれば、競合事業者はそれを上回る商品を出して来ます。また、市場のルールが突然変わるということもあり得ます。中古車の輸出であれば、相手国の輸入受け入れ方針をしょっちゅう変えてきます。
そのため、変化を恐れずに対応していくしかないでしょう。
どのように変化していくのか、第三者を入れて客観的に計画を作ることも有効です。経営革新、新事業への進出、経営改善、事業承継など、経営計画を作る事が有効な場面が多々ありますので、必要であればお手伝いさせていただきます。
◆自己紹介
私、山下哲博はサービス業や流通業の小規模事業者向けのビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・フランチャイズを中心とした創業
→本部選びや創業時の計画、創業時の融資獲得
・フランチャイズ化とのれん分け
→多店舗展開、店舗の収益力向上
・補助金や融資などの経営計画づくり
→認定支援機関として、補助金の計画作成や日本政策金融公庫と連携した
融資サポート
これまで経験してきたことを元に、難しいことを分かりやすく、経営者のこれからの道筋が明確になるよう、サポートさせていただきます。
あとがき
英国のEU離脱を問うた時、今回の大統領選と、現実は予測と逆の方向に進みました。
米国よマジか!という思いですが、これからの変化に対応していかないとならないのでしょうね。