副業でも全力でやる人、本業で中途半端な人〜ものづくり補助金のサポートで考えてみた

中小企業診断士の中には、「ものづくり補助金」の時期に忙しくなる人がいます。自分もその一人でバタバタやっていますが、副業でもプロ顔負けの人もいます。

補助金サポートという仕事

「ものづくり補助金」くらいメジャーな補助金になると、注力して取り組んでいる事業者が沢山あります。この補助金とは関係ない当社でさえFAXのDMが届きます。補助金取りませんかというお誘いもありますが、手伝って欲しいという内容もあります。

当社は補助金に特化せず、補助金サポートを手広くやっている会社のサポートに徹しています。仕事を取るまでの労力と、申請書を仕上げるまでの労力、補助金を取った後のサポートと入金までの時間を考えると煩わしいからです。

一方、サポートだけに徹すれば、案件をどんどんこなせますし、隙間時間に取り組め、問い合わせを受けることもありません。

 

補助金サポートに副業で取り組む

補助金に本格的に取り組んでいて、「猫の手」も借りたい事務所もあります。そうした事務所では中小企業診断士の資格者や会計事務所などと連携して案件をさばいていきます。また、認定支援機関をお持ちで普段は経営のことに関わっていない事務所などでは、「仕事取ったら診断士に下請けで出せば良い」という声も聞かれます。

そういった、営業力で案件を取ってくる事業者もあれば、その案件を仕上げることができる事業者も必要になります。自分は営業に長けた事業者様に「副業の診断士さん」を何人か紹介しています。マージンとかはいただいてなく、仕事が欲しい診断士と仕事を振りたい事業者様をマッチングして双方に恩を売っているだけです。

 

本業を中途半端にやる人

一方、案件をとったものの、それほど真剣にやらない事務所もあります。事業者にヒアリングに行くのに公募要領も読んでなく、何を聞いたら良いのかノーアイディアで経営者ヒアリングに行こうとする事業者があったので、最低限のアドバイスはしてあげましたが。

公募要領を一読すると「審査項目」「加点項目」といった文言がありますので、その位はチェックするべきだし、過去に採択された申請書くらいは読んでおくべきだと思います。

普段、経営のことを考えていないのであれば、経営計画を散々作っている人の計画にはかなわないと考え、分かる人と連携するべきでしょう。

先ほどの副業でやっている方は、ご自身の力量に謙虚であり、案件を徹底的に調べ、過去に採択された申請書を読んで勉強されています。

 

今回はものづくり補助金のサポートは終了しましたが、ここからは直接サポートする案件に注力していきます。まだ何件かは書けますので、ご興味ありましたらお問い合わせください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために平日はほぼ毎日書いています。

 

あとがき

すっかり桜も散って、ツツジが咲き出しました。週末は寒かったですが、いつもより季節の到来が早いなと感じます。