月末決算のメリット、経理は経営管理に他ならない

個人事業の時は経理をいい加減にやっていました。昨年、会社組織にしてからは週に1度入力して、月末でほぼ月次決算が出来上がります。

↑当社の決算数値ではありません。

 

月次決算

会社の経理のやり方はそれぞれですが、自分は領収書が財布に溜まると会計ソフトにちょこちょこ入力しています。また、請求書の類も支払い忘れが嫌なのですぐに払ってしまい、ファイルに閉じてしまいます。売上は月末にまとめてやりますが、こちらは忘れることはありません。売上の進捗を絶えず管理しているからです。

そして、会計ソフトだけでなく、売上見込の案件についても現状と照らし合わせて増減を管理しています。自分の場合は案件の受注確率を横に入れ、売上額×見込度(60%とか30%とか)をかけて売上見込にしています。単に見積もり出した段階では40%にしておいて、見込み度は早めに下げていきます。

 

月次決算のメリット

・日頃から収支に敏感になる

一番のメリットは月次の収支が確定することだと思います。利益を残すには、売り上げを上げるか、経費を落とすしかありません。ただ、どちらもそれ程自由が利くものではなく、固定的な収入、固定的な費用が掛かります。

自分の場合、固定収入(公的機関の仕事、顧問先からの仕事)と固定費用(事務所費用、役員報酬、大体の交通費、新聞図書費、通信費など)は決まっています。固定費用に対し、固定収入が少し足りないバランスですが、時間を空けていることで何かお仕事が入ってきてバランスが取れています。

 

・現金の増減を気にする

経営で大事なのは現金の増減です。月初の現金残高と月末の現金残高を気にするようにしています。大きな買い物をすることもありますし、大きな売り上げが立っていることもありますので、大まかに翌月の現金増減を計画し、ショートしていないことを確認します。

 

・今後の取り組みを考えるきっかけになる

一番大きいのは会社の収支に敏感になれることです。自分は割と新し物好きなのでiPadやらPCはどんどん入れ替えています。新しいものを使うにはお金もかかりますので、これだけ売り上げが上がっているなら大丈夫かなと考えながらお金を使います。

お金を使いすぎて赤字経営になっては意味ありませんので、お金が使える程度に稼げているかを確認します。このままだとどのくらいの利益を残せるのかいつも確認するために月次決算を徹底しています。

 

経理は経営管理の省略

経理は経営管理の省略であり、経営の数字面を把握することは経営の結果を把握することに他なりません。人間が人間ドックを受けるように、会社の数字に異常がないか、予定より悪くなっているところはないかを数字で確認することには大きなメリットがあります。

早め、早めに手を打って、会社の経営が良くなるようにしていくのが経営者の仕事です。

税理士さんが試算表を作成するのを待つよりも、積極的に数字を管理していく方がメリットが大きいと思います。

 

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

明日から久々に泊まり込みでの仕事になります。自分には3連休はありません。