中小企業診断士、公的機関での業務について~メリットとデメリット

中小企業診断士は定型的な業務が無いのですが、業務内容が経営者のサポートであり、公的機関からは頼られる存在でもあります。自分は独立して以来、どういう訳か公的機関とご縁があり、何かとお願いされてきました。ただ、そろそろデメリットを考えるようになっています。

中小企業診断士が公的機関で仕事をするケース

自分が公的機関の仕事させていただいたのは以下の職場です。

・S区区役所商工振興課

・中小企業基盤整備機構

・一般社団法人T協会

・商工会議所

これらは中小企業に出向いて指導するケースもあれば、窓口相談というケースもあります。また、産学官連携の調整担当者として仕事をさせていただいたこともあります。

 

公的機関での仕事のメリット

・収入のベースになる

・中小企業支援の経験が積める

・様々な専門家との人脈ができる

・国や地域の中小企業支援施策に強くなる

独立当初は収入面が大きかったのですが、今は業種の分け隔てなく様々な相談を受け、対応していくことで、自分の幅が広がっていると感じています。

 

公的機関での仕事のデメリット

・時間を拘束される

・得意でない仕事もやらなくてはならない

・組織で働く煩わしさがある

(謝金が高くない)

一方で、公的機関での仕事は謝金がそれほど高くはありません。謝金の原資は税金ですので、多く望んではいけませんが。自分はそれよりも時間が拘束されることにデメリットを感じるようになってきました。

また、組織の煩わしさが嫌で独立した身ですので、改めてそれが苦痛な場面もあります。

 

公的機関での仕事を受注するには

中小企業基盤整備機構での仕事は公募情報が出ていたので、そちらをみて応募しました。ただ、応募期間は1週間ほどしかなく、事前に知っていないと応募するのは難しいです。その他は周りからの紹介です。実は、公的機関でも専門家を探していて、何か専門分野のある人を探しています。ただ、年齢が上だと職員が仕事をお願いしづらくなるのも事実で、せいぜい40代位までだと思います。

メリットもデメリットもある公的機関の仕事ですが、独立当初は安定収入と仕事の幅を広げるというメリットが大きいと思います。中小企業診断士の仕事に興味があれば、こういう形でスタートアップできることを情報提供させていただきます。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

 

あとがき

こんなことを書いたのは、最近デメリットを感じるようになってきたからです。円満にいきたいので状況は変わり得ると思いますが。