中小企業診断士、FC×資金調達コンサルタント山下です。
事業計画って意味あるの?と言う方も多いので、計画作成のメリットを紹介します。
事業計画について
通常、事業計画が必要になるのは「金融機関に説明する」「外部に経営状態を説明する必要があるとき」になります。前者については、お金を融資してもらう為に作成しますし、後者は外部に出資してもらったり、経営基盤がきちんとしていることを示したりということで必要になります。
逆に言うと、会社がこれからどのように経営されていくのかについて、外部の人は計画を見せてもらわないと判断できないということです。過去については決算書を見れば分かりますが、将来については計画で判断します。
事業計画の作成
経営者様の中には「事業計画は会計士さんに作成してもらう」とおっしゃる方もいます。ただ、会計士さんの役割は未来を考えていくことではありません。公認会計士さんは財務情報の信頼性を保証するための監査がメイン業務ですし、税理士さんは日々の会計処理をまとめて決算書作成、税務申告するのがお仕事です。
事業計画は会計士さんが作るというよりは、経営者自身が作成します。ただ、外部からお手伝いするとすれば、経営に関する助言を行うコンサルタントということになります。
なお、中小企業診断士は企業診断がメイン業務ですので、診断士なら誰もができるかというとそういう訳ではありません。
当社の事業計画作成サポート
当社では事業計画作成をお手伝いしていますが、手順としては以下の通りです。
・現状把握
・経営者様が漠然と描いている将来像、方向の確認
・将来像の具体化=数値計画
・将来像の実現策=アクションプランを明文化、優先順位付け
これをヒアリング、計画案作成と確認・修正を繰り返していきます。
だいたい4,5回位のやり取りになることが多いです。
事業計画の効用
計画通りにいかないと思っている経営者の方も多いのですが、計画を立てて、状況が変わったら計画の見直しをしていけば良いです。逆に計画がないと、全てが成り行き任せになります。成り行きが良い方向に行けばよいのですが、悪い方向に行くこともあります。普通は、予期せぬ競合の出現や、事業環境の変化等、良くないことが起こる方が多いです。
通常は計画を立てる際に、良いことだけでなく悪いことも検討しますので、状況が悪い方に転んだら何らかの対処が可能です。少し前の言葉ですが「想定内」と捉えられるかどうかです。
事業計画の作成はお金を借りる際にも必要ですが、事業を次のステージに進める時、新しい事へチャレンジする時に有効です。ご興味がありましたらお問い合わせください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。また、最近、スモールM&Aのサポートも始めています。
・創業時の創業計画、創業融資獲得
・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します
・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)
・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)
・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画
・ものづくり補助金など、補助金申請
・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)
・スモールM&A(外部への会社/事業売却)のお手伝い
あとがき
以前は平日は毎日ブログを投稿していたのですが、週に1度で良いと思っていると投稿が滞りがちです。もう少し習慣化しないといけないと反省しています。