店舗ビジネスと個人事業、定休日の是非

飲食店や雑貨屋さんなど、店舗を借りて開業する方からたいてい聞かれることは、「定休日を作るべきか」ということです。

店舗ビジネスの定休日

店舗を開くと家賃負担がのしかかってきます。店舗を出してから順調に売上が上がるというケースばかりではないでしょうから、毎日営業して売上を少しでも出したいという気持ちになる方が大半です。

美容院のように「火曜日休み」と決まっている場合や、介護デイサービスみたいに週末休みと決まっていればすっきりと休めるのですが、自分で好きに決められる場合、毎日開けていれば収入が入ってくるので開けておきたいという気持ちになるのです。

 

休み無しだと日銭が入ってくる

1日の売上が1万円として、30日営業すれば30万円の収入になりますが、週1日休んで26日営業だと26万円になります。家賃が15万の場合、30日営業なら15万残り、26日営業なら11万しか残らないという事になります。

店舗を開けていれば、他にも光熱費がかかりますし、何かを販売すれば原価もかかりますが、手元にお金が入ってくるという安心感はあると思います。

 

休みを取らずに仕事をするのは続かない

ただ、休みを取らないで毎日仕事をするのはお勧めできません。ある程度仕事の規模が大きくなって、従業員に任せることができるようになれば交代で休めますが、最初は経営者が全てをやらなくてはなりません。全てをやらなくてはならないからこそ、週に1回は休んだ方が良いのです。たまに休みを取った方が新しい発想も出てきますし、そもそも体調を整えることができます。

店舗ビジネスではありませんが、個人で仕事をしているのも同様です。自分も土日に仕事をすることはありますが、週末は遅くても夕方には上がります。半ドンにして昼で上がることも多いです。

 

サラリーマンの休みと独立事業者の休み

サラリーマンだと法律で守られていますので、週2日休みの会社が多いですし、週に1回は休みを取れると思います。中にはブラック企業もありますが、体調を崩すくらいなら退職して次を見つけることができます。仕事を選んだら無理ですが、働き手が足りない業界はいくらでもありますので、考え方を変えれば収入ゼロということはありません。

ただ、独立すると働き方が自由な代わりに休日も取らないで仕事することになりがちです。自由だからこそ、休みの取得も計画に入れておくことをお勧めします。

 

創業を考えている方の計画作り、支援させていただきます。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今日は昼間では暇でネットサーフィンしていましたが、午後になって急に忙しく。本来は行ってくるはずの仕事が入ってこず、午後に猛チャージかけました。