Give & Takeという言葉があります。与えよ、そうすれば与えられるという考え方です。自分はコンサルタントとして、経営者をご指導する役割を担いますが、一方的に考えを押しつけるのではなく、情報交換という気持で経営者に接しています。
情報について
コンサルタント業にとって、お客様が持っていない情報を提供することができれば、クライアントからは価値を感じてもらえます。そのため、クライアントである経営者に先駆けて、自分の得意分野については情報を取りに行っています。
・コンサルタント同士の勉強会や研究会
・公的機関での業務を通じて得られる経験や情報
・ネットで検索して得た情報(内容の精査は必要です)
情報収集して、自分なりのアレンジを入れたものがコンテンツとなっていきます。
情報を提供できることに意味がある
情報については、一方的に与えるだけでなく、本来は双方が持っていない情報を交換するものです。コンサルタントは実務には関わりませんので、業界のことや会社個別の事情についてはクライアントから沢山の情報をいただきます。
いただいた情報はその会社で発生しているものであり、どこの会社でも当てはまるものでないことが多いのですが、あちこちで起こっていることを比較検討すれば「あるべき姿」については把握することができます。自分は個別の事例を収集しつつ、同じテーマで他の会社を回って得られた情報については情報提供していきます。
もちろん、抽象化した情報ばかりでなく、セオリーというか基本的な考え方についてもお示しします。自分は「話の聞き手」に回ることが多いのですが、社長の話を聞くばかりでなく、他社との比較であったり、あるべき状態について情報を提供しています。
考えは押しつけない
多くの専門家は「かくあるべし」的な指導に偏りがちです。それが内容的には正しい物であっても、相手が聴く体勢に入っていないと、相手は専門家の話すことに納得してくれないものです。
コンサルタントは正しいことを案内するばかりでなく、相手が求めていて、実際にできることから伝える事が求められます。そのため、根拠を示しながら、今できることと今後やるべき事についてご案内します。その場合、絶対的な正解でなく、次善策になるケースも多いですが、実行可能性や時期の問題を考慮し、情報提供していくことが大事な仕事です。
経営者の右腕として、第三者的な立ち位置からお役に立てることを提案していくのが自分の仕事だと捉えていますので、経営者の考えに寄り添いながら、現実的な解をご提供するよう心がけています。
フランチャイズの本部構築だけでなく、いわゆる事業計画の策定支援など、全ては企業様の未来戦略を描くことのお手伝いです。経営者にとって分かりやすく、実行しやすい、具体的な取組を提案、実現サポートしています。年明けには各種補助金がスタートしますので、ご興味ありましたらお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい
・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい
・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。
あとがき
最近は事業承継の分野で様々な助言をすることが増えています。100%無理な助言はしませんが、経営者にとって耳の痛い内容についても、かみ砕いて説明して納得してもらっています。