想いだけでは会社は変わらないが、「想い=経営理念」は重要

会社創業者に共通する点は、事業に対する想いが非常に熱いことです。熱さは従業員を引きつけ、会社を発展させる原動力になりますので、とても大事なことです。

創業者の熱

どのような事業であっても、創業された方の熱意があって、事業が始まります。事業には程度の差はあってもリスクが必ずあります。例え、週末起業であっても、週末の貴重な時間を使い、必ずしも成功するものではないと考えるとリスクは大きいです。

自分は経営計画であったり、フランチャイズの本部作りであったり、アウトプットの名称こそ違いますが、創業者の熱意をお聞きすることに力を注いでいます。一部例外はありますが、自分で考えて取り組んだ事業に誇りや想いを持たれています。

 

実は理念を持っている経営者

「貴社の経営理念は何ですか」と聞いても、まともに回答してもらうケースは少数です。多くは「理念なんて難しい物はつくっていない」と言われます。

ただ、「新入社員に必ず話していることはありませんか?」と聞くと、熱意を持って話される方は多いです。そういう方には、従業員に対してお話しする価値観を外部に向かって発信すると良いですと助言しています。こういう経営者には、従業員の皆さんに伝えている価値観や目指していることを文書化していきましょうとお伝えし、言葉を拾っていくお手伝いをします。

 

理念は持っていない経営者

逆に、「理念」とか、会社の目指すところ、共通の価値観を有していない経営者もいます。そういう経営者は、人から経営を引き継いだ創業社長の息子や孫といった、2代目、3代目社長に多く見られます。

親や祖父が作った会社なので、思い入れはあるのですが、理念が当たり前になってしまっていて、本人はあえて言葉にする必要がないと思っていることが多いです。先代社長が大事にしていたことがあり、古参の社員は理解しているのですが、引き継いだ新社長は十分に理解していないという構造です。

 

想いが従業員の力を引き出す

未来永劫同じ事をやって生き残れる会社はなく、どの会社も少しずつ主要製品が変わったり、取引先が変わったりしているはずです。製品を改良していくとか、新たな取引先を開拓するという取組は、経営者が想いを持って取り組んでいるからこそ、従業員が頑張ることができます。

逆に、想いのない経営者であれば、指示待ちというか、言われたことをやればよいと受け身になりがちです。それをワンマン経営とも言いますが、ワンマンだと経営者の器を超えた会社にはなりません。

経営者の中に持っている考えや想いを表に出して、従業員の知恵を集結させることは競争力強化の第一歩だと思います。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今日はくたびれ気味だったので、気分転換にヨガをやってみました。身体が固いので汗だくになりましたが、少し調子が良くなりました。