補助金、採択率を上げるコツ

もうすぐ始まると言われている「ものづくり補助金」と「小規模事業者持続化補助金」ですが、2月に公募が始まり、4月中旬くらいで締切になるのではないかと言われています。

せっかく応募するなら、採択率の上がる申請書を書きましょう。

補助金は公募要領を熟読する

補助金には公募要領と言われる、応募にあたって熟読すべき情報が開示されます。特に読むべき項目は以下のとおりです。

・補助対象経費

・記入の留意点

・審査項目

 

補助対象経費

この補助金は何に使えるかが記されているので、必ず確認してください。相談してくる人の中には、補助金に該当しない経費で申請書を書いてほしいという方もいます。

申請書の段階で、上手くごまかして書いたとしても、実際に交付されるまでに検査に来るので、嘘はバレます。採択されても、交付(実際の支給)は無しということは起こり得ることです。

 

記入の留意点

わざわざ気をつけてくださいと示している箇所なので、この内容を守らなければアウトです。記載の量で採択を判断されるものでは無いのですが、留意点に従っていなければ採択にはなりません。

 

審査項目

多くの補助金では、審査項目が明示されています。ものづくり補助金でいえば、前回は5項目でした。

・補助事業としての適格性

・技術面

・事業化面

・政策面

・加点項目

それぞれの項目で点数を積み上げていき、点数の高いものが採択になりますので、どれか1つが欠けていると致命的です。多いのが、技術的なことを延々と記載していて、事業化(事業として収益を出せるか)の面は根拠のない薄い内容でした。それだと採択は難しいです。

 

補助金の中でも、小規模事業者持続化補助金は取り易い補助金です。結構な分量の公募要領が配布されますので、中身をしっかりと読んで、人がわかりやすいように記せば採択に近づくのではないかと思います。

まだ公募にはなっていませんが、興味がありましたらお問い合わせください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

 

あとがき

今日は東京の多摩地区へ。都心と違ってまだまだ雪が沢山残っています。