フォーマットが定められ、記入例が示されているものについては、書き方を守ることが重要です。審査をする相手は、期待通りに書かれていなかったら審査を止めてしまいます。
補助金申請のフォーマット
ものづくり補助金や小規模事業者補助金に申請する企業が増えています。特に、ものづくり補助金は助成する金額が500万〜3000万円と大きいので、応募企業が年々増えている印象です。もっとも、その分競争が激しくなっていますので、審査に通る申請書作りが重要です。
どの補助金や助成金でも、申請書類の様式は決まっていますので、申請書で問われていることに簡潔に応えていくことが重要です。
フォーマットには意図がある
わざわざ申請書の要式を統一しているのには理由があります。事業計画には決まった形がないので、形を決めておかないと審査がやりづらくなるからです。
補助金の申請は形を変えた事業計画ですので、その計画を実行することで会社の成長戦略につながるのかについて、戦略レベルと戦術レベルの両方から記載することが求められるのです。
フォーマットがバラバラだと、記載内容に書き漏れが生じてきますが、個々の質問に答えていくことが、否応にも将来の経営を意識することになります。
申請フォーマットと記入例
中には、フォーマットが決まっているだけでなく、記入例が紹介されているものもあります。その場合は、記入例と同じように記載する必要があります。
例えば、今後の売上予測を書くのであれば、ターゲット客、売れ筋商品と平均客単価、時間毎の客数などを記載する必要があります。
自己流はダメ
中には、フォーマットを無視したり、買いたいことを情熱的に書いたりして、本来書くべき内容と離れてしまっている申請書があります。申請書通りに書けば記入内容の脱け漏れがなくなるのですが、書きたいように書くと他の申請書と比較しながら審査している専門家にとって、「何が伝えたいか分からない」ものになりがちです。
補助金でも、融資でも、申請書に記載したことによって審査の材料になってきます。オリジナリティを出す前に、求められていることを丁寧に書くことが大事です。
融資のための計画作成でも、申請フォーマットに対応して計画をまとめられるようさぽーとしていますので、興味がありましたらお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい
・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい
・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。
あとがき
5日間、田舎の母親のところに顔を出してきました。正月は休めないので、時季外れの規制でした。