製造業から鉄道会社まで、安全軽視の風潮に疑問

日産やスバルで行われていた無資格検査、鉄鋼会社の品質データ不正というニュースがにぎわせていますが、鉄道会社も最近おかしい感じです。いろいろなところが劣化していて根が深そうです。

相次ぐ不正問題

日産やスバルでは本来は資格を持っている人が最終検査に関わるものだったのに、正しく行われていなかったとして、報道が続いています。神戸製鋼の品質不正も同様です。

日本の製造業は品質の高いものづくりをしているものと信じていただけに、どうしてしまったのかと驚きです。

 

鉄道会社の劣化

鉄道会社の価値は、安全に大量の人を正確に運ぶことであるはずですが、こちらも毎日何らかのニュースが入ってきます。東急田園都市線や小田急線の遅れ、私鉄と乗り入れしている東京メトロが連鎖して遅れてしまうのは日常的なことです。

そして、東海道新幹線でも台車に亀裂が入っているのに運行を続けていたというニュースが入っています。

 

仕事の劣化は人の問題に行き着くのかも

自分が新卒で入った会社は鉄道会社でした。その会社でも「安全、正確な輸送」ということが常に言われていました。鉄道自体は100年以上運行されている線が多いので、急に古くなったわけではなく、適切に保線やメンテナンスをしながら運行されています。

ここにきて、架線トラブルなどが増えているのは、保線やメンテナンスがきちんとされなくなったということに他なりません。仕事のやり方が変わっているとは思いませんので、現場でトラブルがあっても事なかれ的な風潮でスルーしてしまっているように感じます。

毎日のように運行のトラブルが起こっているのであれば、一度電車を停めて徹底的に点検しても良いように感じます。

 

今回の東海道新幹線のトラブルでは、JR西日本では異常が分かっていたのに、JR東海には「異常なし」と引き継いで運転されていたと報道されています。それが本当であれば、無責任極まれりという印象です。

中小企業がトラブルを起こすと事業継続が出来なくなりますので、そのような緩みはゆるされません。大企業の劣化というか、働いている人たちの当事者意識の欠如は根深いのかなと感じます。

 

従業員の白けムードを払しょくするには、経営者が夢や方針を示し、それに向けて従業員を引っ張っていくことが必要です。経営方針や計画づくりについてはサポートしていますので、お問い合わせください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。