平均寿命の伸びと、介護フランチャイズ市場の因果関係

平均寿命が更に伸びて、男性80.79歳、女性87.05歳になりました。この報道と介護市場の関係を考えます。

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平均寿命について

2015年の日本人の平均寿命は男性80.79歳、女性87.05歳と、前年に比べて男性0.29歳、女性が0.22歳伸びました。国際比較では、香港が最も長寿で、日本は女性が2位、男性は4位になるようです。

団塊の世代のシルバー世代化と長寿化でシルバー市場の拡大は当然のごとく予想できます。

 

フランチャイズ化されている介護市場

シルバー世代をターゲットにしたフランチャイズには、介護保険を使ったサービスとそれ以外のサービスがあります。

フランチャイズ化されているのは、デイサービスと言われる「通所介護」が中心です。訪問介護や訪問看護の分野もありますが、それほど多くありません。

これらのサービスは介護保険でまかなわれています。

シルバーといっても一括りにするのは難しいのですが、一般的には介護向けのフランチャイズについて募集が活発です。

 

介護保険について

介護保険に必要な額は膨らむ一方です。そのため、介護度が比較的軽い方に対する介護保険給付は絞られてきています。

フランチャイズ化されているのは、業務を標準化しやすい介護度の軽いものが中心です。そのため、介護のフランチャイズについては、介護保険制度の変更の影響を考慮しなくてはなりません。

 

介護保険外のサービス

介護保険と併用して使われているのは「お泊まりサービス」などがあります。このお泊まりサービスについては、施設にスプリンクラーを設置する等の改修が義務づけられていますので、現時点では経過措置が取られていますが、将来的には思わぬ費用がかかることになります。

 

今後有望なのは介護予防

介護予防は、介護が必要になる年齢を遅らせることです。日常生活に運動を取り入れたり、何らかの社会活動に参加させたりして、筋力の衰えを防いだり、脳の活性化を促します。

この分野は介護保険の対象にはなりませんが、お年寄りでも利用しやすいプログラムを提供することで、今後有望な市場です。フィットネスクラブなどはシルバー層を集客することで需要が増加していますが、その他にも高齢者向けのサービスがあることでしょう。

 

高齢化社会=介護ということではなく、他の分野で面白いフランチャイズを探してみても良いと思います。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

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難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

いよいよ梅雨明け。自分はずっと忙しかったので週末は長野で骨休め。高原でのんびりしてきます。