フランチャイズ展開、5ステップ ③加盟店開発

店舗ビジネスで軌道に乗った経営者が考える「フランチャイズ展開」
ただ、大きな壁になるのが「加盟店を募り、契約を取る」ことです。
乗り越えなくてはならない壁ですので、計画的に取り組んでいく必要があります。

加盟店開発について

どんなに素晴らしいフランチャイズパッケージができても、
それを外部に売っていかないと加盟店の数は増えません。
先ずは募集の条件をまとめることから始まります。
→下記情報を整理すると良いです。

最低限必要な情報

・事業内容(どういう商売なのか)
・本部の想い(どういう志を持ってフランチャイズを始めたのか)
・どういうニーズがあるのか(見込み客と見込み客のニーズ)
・収支モデル(どの位の売上で、どの位費用が掛かるのか)
・初期投資(どの位の投資が必要なのか)
・加盟者へのサポート内容(初期の研修、その後のフォロー)
他にも「こういう人に入って欲しい」「よくある質問」などもよくあります。「

告知ツール

内容をまとめて、作るべきはチラシとホームページでしょう。
ホームページは内容をすぐに修正できますが、チラシを作成した際には、
興味を持った方がどういうアクションを取るのが良いのか伝える必要があります。
資料請求が良いのか、説明会が良いのかを示しておきましょう。

そして、フランチャイズ関連の展示会や雑誌に広告を出すことも考えられます。
展示会であれば「フランチャイズ・ショー」や
マイナビ独立フランチャイズフェア」などがあります。

雑誌なら「ビジネスチャンス」がフランチャイズに特化しています。
なお、広告出したり展示会に出ると短期間に反響営業をする必要がありますので、
まだ体制が整っていないときは徐々にチラシやホームページを見てもらうと良いでしょう。

セミナーも魅力的

自分が以前支援していた先は、経営者はセミナーなどで業界における有名人でした。
そのため、普段有料で講演している内容を無料でセミナーでお話することで、
ファンの経営者などが聞きにきていました。

介護のフランチャイズだったのですが、お医者さんに人気がありました。
セミナー+自社の施設見学で貸切バスをお願いしたこともあります。
そこまでしなくても、ハイエース位の車両を借りて自社店舗を回るくらいだと
費用もそれほど掛かりません。

実績が無い段階でのFC募集

どんなことでも、実績が有ると無いとでは相手への説得力が全く違います。
最初の有力な募集先は「従業員へののれん分け」になります。
自社のビジネスモデルを知り尽くし、店長として優れた業績を上げた方
だと、加盟店として業績を上げてくれることも期待できますし、
社内の新陳代謝促進にもなります。
店長として長く勤めていると、本人にとっても刺激がなくなってくるでしょうから、
「自ら経営者」としてリスクを取って経営者になってもらうのは悪くない話です。

フランチャイズ展開の肝となる「加盟店開発」、他にもいろいろありますが、
こちらではこの位で。

《あとがき》

決算ができたので、お金を借りていた銀行に報告に。
以前お金を借りたときはコロナで困ったときだったので、
財務状況が好転したことを喜んでくれました。

もうすぐ返済が終わってしまうので、
折り返しでの融資をお願いして、快諾してくれました。

決算書だと、多少の内部留保があるはずなのですが、
ちょっと出費がかさむと手元が怪しくなります・・・