先日、60店舗超を展開されているオーナーのお話を伺う機会がありました。ちなみに、その方はゼロから起業された40代前半の方です。
メガフランチャイジーについて
メガフランチャイジーの正確な定義はありませんが、複数店舗(3店舗以上)を運営され、1つのFCだけでなく、複数の本部に加盟している会社のことと捉えています。
フランチャイズ加盟店として事業を始めて、フランチャイズ本部の提供する成功モデルに従って収益を上げ、その収益を再投資することで成長している会社です。
オーナーの経験談①本部選び
そのオーナーは、「これからたくさん出店できそう」な本部を選んだとお話されていました。そして、在庫を抱えたりしなくて良く、世の中のニーズもあるということで学習塾を選ばれたそうです。
ちょうど個別指導塾が出てきたころなのですが、大手だと出店できるエリアが限られていることから、3,4番手くらいのFCに加盟されたということです。
そういう本部は実績もないので、加盟店のためにいろいろと便宜を図ってくれたということです。
オーナーの体験談②加盟したときに心がけたこと
オーナーが意識したのは、本部の指導を徹底的に取り入れるということだったそうです。直営で成功できているには理由が有り、本部からの指導を目一杯やりきろうと考えたとのことです。
「FCでうまくいかないオーナーは、本部の指導を中途半端にしかやらなくて、オリジナルに走って余計上手くいかなくなる」とコメントされていました。
オーナーの体験談③社員の成長が会社を大きくする
その社長は創業したときから、将来の夢を語っておられたそうです。その結果、その夢に向かって一緒に仕事をしたいという方が集まってきたとのこと。社員として採用した一人目のメンバーと二人目のメンバーは今でも役員として活躍されていると仰っていました。面接で相手のことを見抜くのは不可能と諦め、とことん夢を語って、それに共感してもらう人に入ってもらって、中で頑張ってもらうという方針なのだそうです。
また、社員を定着させるために、社内イベントを積極的にやっているようです。イベントでは普段の上下関係を逆にすることで、管理職と一般社員の心の垣根が取れるそうです。ユニークなのはオンラインの野球ゲームを必須の活動にしているということで、社長が野球に例えて話をすることが多いので、男女問わずに野球に詳しくなってもらおうと狙っているとのこと。
そして、内定を出した学生には事前研修をしっかりやって、4月1日から教室長が務まるようにしているということでした。
フランチャイズに加盟すると、商売のネタを本部から提供してもらえます。それでも、従業員を教育して戦力化していくことはオーナーの仕事です。
相性のあうフランチャイズ本部を見つけ、よい立地(エリア)で開業し、従業員を教育して、良いサービスを提供していくということが仕組みで回っているように感じましたので、オーナーの成長スパイラルは当分止まらないように感じました。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
3連休が明けました。自分は8月に向けてこれから業務が詰まってきます。