先日受講したセミナーは、飲食業のコンサルタントを数多くやられている中小企業診断士の高田 泰弘先生からのお話でした。内容は起業サポートに関するものでしたが、その中に「繁盛する飲食店の作り方」のエッセンスがちりばめられていましたので、セミナー内容を参考に考えてみたことを記してみます。
飲食店は最初の印象が重要
繁盛しているお店だと、「うちは夕食しかやらないよ」「表にメニューなんか出さないよ」というこだわりのお店があります。また、伝統あるお店だと「一見さんお断り→紹介客同席でないと入れない」というお店もあります。
ただ、これから店舗をオープンする場合にはお客様を狭く絞ることはないでしょう。営業日や営業時間をなるべく広く設定し、どういうお客様が来てくれるのかを探ってみるとよいでしょう。
例えば、最初から土日休みにすると、「なんだ土曜日はやっていないのか」と思われますし、昼営業をしていないと「ランチやっていないのか」と思われてしまいます。後から営業時間を広げても、最初に「夜しかやっていない店」と思われると、周辺の方に印象が定着されてしまいます。
営業時間は2つのコアタイムをカバーする
飲食店だと、モーニング、ランチ、イブニング、ディナー、ナイトと客層が変わってきます。食事ですと、ランチとディナー狙いですし、カフェであればモーニングからイブニングあたりまでがターゲットになるでしょう。
飲食店のうち、経費の大きな割合を占めるのは店舗家賃です。家賃負担を軽くするためにも、夜だけとしぼるのではなく、ランチや深夜帯も含めて営業できないかと探ってみると良いです。
最近は大手のチェーンでも二毛作業態があります。昼はカフェ&レストラン、夜はバーというチェーンもありますし、朝・昼は牛丼、夜は一杯呑み屋という業態もあります。飲食店は拘束時間が長くて大変ですが、最初から狭いところで勝負するよりは、ゆるく他の可能性を探ってみるのも良いでしょう。
=====
私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
10月に健康診断を受け、1月になったら再度来るように案内されていました。ところが、昨日に社会保険事務所を訪問して、健康保険の切り替えをしていて、保険証の無い状態でした。。。行きたい時に医者に行けないのも不便です。