現地をみることの重要性

昨日、今日と大阪に行ってきました。私は東京育ちの東京在住ですので、他所の土地で過ごした経験があまりありません。百聞は一見に如かずと言いますが、現地に行って肌で感じることの重要性を感じて帰ってきました。

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慣れない土地での戸惑い

渋谷の駅は東急線が地下に潜ってしまい、地上4階の銀座線から地下深い東急東横線まで導線が複雑になったと言われています。それでも、自分が慣れ親しんでいるターミナル駅なので人混みを縫って歩くのはそんなに大変なことではありません。

しかし、大阪の阪急梅田駅の周りはガヤガヤしていますし、自分の目的地にスムーズに行くために人の流れを遮りながら歩くのは本当に大変なことでした。しかも、せっかちなのか、周りの歩くペースが速いのでかなり戸惑いました。エスカレーターでも無意識に左側に立ち止まってしまってひんしゅくをかってしまったり、同じ国内でもずいぶんと戸惑いました。

 

現地調査の重要性

フランチャイズ本部にいるときは、よく立地診断に行きました。これまでの加盟店開店時のノウハウに加えて、店舗候補地で通行量調査をしたり、商工会などに入って聞き込みをすることによって、その場所の善し悪しをアドバイスしていました。

そのときにも、物件は現地に行ってみないと分からないというのが担当者の間での共通認識でした。今だとグーグルストリートで現地の様子を写真で見たり、グーグルマップでいつも混む地域を確認することはできます。競合店を探すこともインターネット上で簡単にすることができます。

それでも、その土地にいって五感で感じてくることの重要性は変わりません。歩道橋や並木によって視認性が良くなかったり、道路の交通量は多いものの、物流道路で生活道路ではなかったり等、一般の来店客には向いていない地域はあるのです。逆に、片道1車線ずつの道路で、それほど交通量が多くなさそうでも、一般の方を引きつけるマグネットのような施設が近くにあることから店舗に向いている立地というものもあります。

 

フランチャイズは立地が重要ですが、本部の人は現地の事情に精通しているわけではありません。本部も場所探しはしてくれますが、加盟店と違って人生をかけてやっているわけではありません。フランチャイズに加盟するということは人生をかけることですので、良い物件は足で稼いで見つけてください。

 

あとがき

冒頭の写真は阪急梅田駅の改札から少し入ったところの飲食街です。東京でいうと新橋に同じような昭和の風情の飲食ビルがありますが、大阪の玄関口である梅田にこのような店舗があるというのが驚きでした。お好み焼きを食べましたがとても美味しかったです。